ソフトバンクの工藤公康監督は、ガックリと肩を落とした。過去10年で8勝1敗1分けと得意にしていた開幕戦だが、2015年は守備の乱れや拙攻からロッテに3-1で敗れた。
打っては9安打も12残塁でホームが遠く、守備では鶴岡慎也、松田宣浩のエラーが重なった六回、2点を失い最後まで取り返すことができなかった。
九回裏には3番・柳田悠岐がタイムリーヒット。さらに2アウト一塁、三塁から盗塁も決めランナー二塁、三塁とした。ここで打席に入ったのは今年から4番打者に指名された内川聖一。だが打球はセカンドの前に転がりゲームセット。
工藤監督の初陣を勝利で飾れなかったソフトバンク。だがファンは「プロ野球ファンみんなが毎日喜んだり、悔しさを感じる日々がまた始まった」「今年も一投一打に一喜一憂していきましょ」「負けたのは頭に来るけど開幕したことに喜びを感じます」「一喜一憂ができることがプロ野球の幕開けなんだなぁと実感しました」と、野球の季節が到来したことに喜びを感じていた。
2014年シーズン10勝(8敗)と、先発転向後最少の勝ち星に終わった攝津正投手が、開幕で好投したことを評価する声も多く、エース復活なら連覇に向け大きな力となる。
《岩藤健》
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