阪神の呉昇桓(オ・スンファン)投手が2015年シーズン初登板を前に、2014年オフから改良してきたツーシームを多く投げると宣言した。
韓国プロ野球から阪神タイガースに入団した1年目の昨季、ファンが期待する以上の成績を残した。防御率1.76、2勝4敗39セーブで最多セーブ賞を獲得。クライマックスシリーズでも全試合に登板しチームの日本シリーズ進出に貢献、MVPにも輝いた。しかし日本シリーズではソフトバンクに敗れ、自身も中村晃にホームランを打たれるなど、シーズンの終わりは悔しい幕切れとなった。
昨シーズン以上の成績を残すため取り組んできたのが、ツーシームの改良だった。これまでも持ち玉のひとつにしていたが、今年は沈む変化を加え投げる頻度も増やし新たな武器とする。
大車輪の活躍が期待される守護神に「今年も試合締めをお願いします!」「今年も最多セーブ目指して頑張ってね」「今年も抑えは任せた!」「昨年のクライマックスシリーズは素晴らしかった」と、阪神ファンの熱い声援が飛ぶ。
不動のクローザーとして2015年も阪神を日本シリーズに導けるか。
《岩藤健》
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