ツール・ド・フランスの前哨戦となるステージレース、2015年パリ～ニースに出場する各チームの主力選手が2月25日に発表。タイムトライアル（TT）のブラッドリー・ウィギンス、ロードのミカル・クビアトコウスキー、ふたりの現世界王者をはじめ、スター選手が大挙出場する。
パリ～ニースはパリ郊外から地中海沿岸のコートダジュールまで、8日間、1137kmに渡って駆け抜け「太陽のレース」とも呼ばれている。
2015年はパリ～ニースの過去の総合優勝者4人、表彰台経験者11人、ステージ優勝経験者22人、そして世界王者経験者4人と実績ある選手たちが多数出場する。
第4ステージの頂上ゴールで注目のクライマーは、ロマン・バルデ、ピエール・ローラン、リッチー・ポート、ラファエル・バルス、トム・スラフテル、そして2014年ツール・ド・フランス山岳賞のラファル・マイカら。
TTスペシャリストはウィギンス、トニー・マルティン、トム・ドゥムランと2014年の世界選手権トップ3が出場。また最終日のエズ峠への個人TTではアンドリュー・タランスキー、リューウェ・ウェストラ、ゲラント・トーマス、さらに2014年ツール・ド・フランス総合2位のジャンクリストフ・ペローらも活躍のチャンスがあり、総合優勝争いにも加わってきそうだ。
また2015年シーズンすでにツアー・ダウンアンダー総合優勝とアワーレコード新記録を達成したローハン・デニスも参戦する。
25歳以下のヤングライダー賞争いも目が離せない。2014年のジロ・デ・イタリアとブエルタア・エスパーニャで活躍したファビオ・アールはこれがシーズン初戦となる。他にもワレン・バルギル、バルデ、ウィルコ・ケルデルマン、ボブ・ユンゲルスなど生きのいい若手が出場する。
スプリント争いでは、今季すでに勝利を挙げているアレクサンドル・クリストフ、アンドレ・グライペル、ジョン・デゲンコルブらに地元フランスのアルノー・デマール、ナセル・ブアニ、そしてマディソン世界王者のタイトルを獲得したばかりのブライアン・コカールらが挑んでくるだろう。
●2015年パリ～ニース 出場チームと主要選手
【UCIワールドチーム】
AG2Rラモンディアル（フランス）：ロマン・バルデ、ジャンクリストフ・ペロー
アスタナ（カザフスタン）：ファビオ・アール、ルイスレオン・サンチェス、レイン・タラマエ、リューウェ・ウェストラ
BMCレーシング（アメリカ）：ローハン・デニス、フィリップ・ジルベール、ティージェイ・バンガーデレン
エティックス・クイックステップ（ベルギー）：トム・ボーネン、ミカル・クビアトコウスキー、トニー・マルティン
FDJ（フランス）：アルノー・デマール、アルノー・ジャネッソン、アルトゥール・ビショ
IAMサイクリング（スイス）：シルバン・シャバネル、マティアス・フランク、ハインリッヒ・ハウッスラー
ランプレ・メリダ（イタリア）：ルイ・コスタ、ラファエル・バルス
ロット・スーダル（ベルギー）：トニー・ガロパン、アンドレ・グライペル
モビスター（スペイン）：エロス・カペッキ、ホセホアキン・ロハス
オリカ・グリーンエッジ（オーストラリア）：ミハエル・アルバジーニ、マイケル・マシューズ、イェーツ兄弟
キャノンデール・ガーミン（アメリカ）：トムイェルト・スラフテル、アンドリュー・タランスキー
ジャイアント・アルペシン（ドイツ）：ワレン・バルギル、ジョン・デゲンコルブ、トム・ドゥムラン
カチューシャ（ロシア）：アレクサンドル・クリストフ、エゴール・シリン、ユーリ・トロフィモフ
ロットNLジャンボ（オランダ）：モレノ・ホフランド、ウィルコ・ケルデルマン、ローレンス・テンダム
スカイ（イギリス）：ゲラント・トーマス、ラルスペテル・ノールダウグ、リッチー・ポート、ブラッドリー・ウィギンス
ティンコフ・サクソ（ロシア）：ロベルト・キセロフスキー、ラファル・マイカ
トレックファクトリーレーシング（アメリカ）：ボブ・ユンゲルス、フランク・シュレク
【ワイルドカード（UCIプロコンチネンタルチーム）】
ブルターニュ・セシュ（フランス）：ピエリック・フェドリゴ、ブリース・フェイユー、ロマン・フェイユー、エデュアルド・セルプベダ
コフィディス（フランス）：ナセル・ブアニ、ダニエル・ナバーロ
ヨーロッパカー（フランス）：ブライアン・コカール、ピエール・ローラン、トマ・ボクレール
選手は変更の場合あり
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