11日に行われたプレミアリーグ第25節、バーンリーと対戦したマンチェスター・ユナイテッドは3-1で勝利し、サウサンプトンが引き分けたため3位に浮上した。
スコアだけ見れば快勝だが、試合は降格圏争いのバーンリーに多くの時間が支配される、苦しいものだった。DFスモーリングも「最低の出来」」と振り返った。
試合後の会見でもファン・ハール監督の顔は冴えなかった。
「ファン・ハール監督(以下敬称略):前半のパフォーマンスは良くなかった。バーンリーのほうが良いチームだった。彼らがプレスを掛けてきて、我々はボールを持てなかった。バーンリーを称賛したい」
と、まずは相手を褒め称えるところから会見は始まる。
「ファン・ハール:だがセットプレーからゴールを奪えた。それも練習していることだ。前半を2-1で終えられて満足だった。それから少し修正できたからだ。後半は前半より少し良くなったと思う。一変したわけではないが少し良くなった」
最近「ユナイテッドのサッカーはロングボール頼りだ」と批判されたことを意識してか、今日はその声もやむなしと認める発言があった。
「ファン・ハール:最近16試合か17試合で1敗だけだ。たくさんのゴールも奪っている。すべての試合が魅力的ではないとか、我々が攻撃的サッカーをしていないとか、そういう意見には賛同できないが、今日は確かにそのとおりだった」
本来であれば喜びたい3位浮上も、素直に喜べない不満の残る試合だった。
《岩藤健》
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