マンチェスター・ユナイテッドを率いるルイス・ファン・ハール監督は、イングランドサッカー協会(FA)の処罰対象となったことについて、納得していないと反論した。
問題とされたのは1月23日のFAカップ4回戦、ケンブリッジとの試合後に「今日はすべてが逆風だった」と、審判の判定に偏りがあったとも取れる発言をしたことだ。
「ファン・ハール監督(以下敬称略):怒ってはいない。とてもガッカリしているだけだ。監督業に入って30年近くになるが、罰則を受けたことはない。今でも自分が何か悪いことを言ったとは思っていない」
自分の発言は一般論であり、誰もが思っていることだと言葉を重ねるファン・ハール監督。
「ファン・ハール:以前の会見でも同じフレーズを口にした。誰もが判官びいきをすると知っているからね。君らメディアもそれを認めてきた。いつもそんな感じだから、試合前にもそう話したんだ。試合後にああ話したのは、全員が持つ一般的な感想だったからだ。全員が下馬評の低いチームを応援する。なぜFAが私を処罰するのか分からないが、まあ、そういうことなんだろう」
――処罰に抗議するということですか?
「ファン・ハール:もちろん。何も悪いことなど言っていない」
23日の試合ではケンブリッジと引き分けたユナイテッドだが、再試合で勝利し5回戦に進出した。
《岩藤健》
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