2015年ツアー・オブ・カタール、2月12日の第5ステージはアル・ズバラ・フォート～マディナ・アッシュ・シャマル間の153km。ノルウェーのアレクサンドル・クリストフ（カチューシャ）が再び僅差のスプリントを制し、2日連続今大会3度目のステージ優勝を挙げた。
序盤は横風のため集団が2つに分裂し、前方で40人の集団が形成される。その後、集団はひとつにまとまったが、新たに5人の逃げが抜け出す。カチューシャはこの中にマルコ・ハラーを送り込み、追走の義務を他チームに負わせた。
残り17kmでこの逃げは吸収されるが、残り5kmでカチューシャが再び集団を分裂させ、クリストフを含む10人強が抜け出す。
最終的にゴール前でこの集団は30～40人にまとまり、クリストフはチームメイトのジャコポ・グアルニエリの背後から残り250mでスプリントを開始。真後ろにつけていたペーター・サガン（スロバキア）が右から並びかけるが、わずか数10cm差で抑えて第2、第4ステージに続く勝利を挙げた。3位にはニキアス・アルント（ジャイアント・アルペシン）が入り、トップ3は前日と同じ顔触れとなった。
ポイント賞トップも守ったクリストフは「正直、今日はとても疲れたよ。カタールは毎ステージ大変だから、4ステージをこなした後でまったく楽ではなかった。でも、僕たちは1日中前に留まることができた。目標に集中し、うまくいったね。チームはラスト5kmで頑張り、スプリントで僕を好位置に連れて行ってくれた！ チームメイトに感謝するよ」と喜びを語っていた。
13日の最終第6ステージを残して、総合首位のゴールドジャージはニキ・テルプストラ（エティックス・クイックステップ）が守っている。
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