【ツアー・オブ・カタール15】第2ステージは強風で集団がバラバラに、カチューシャのクリストフが今季初勝利 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ツアー・オブ・カタール15】第2ステージは強風で集団がバラバラに、カチューシャのクリストフが今季初勝利

スポーツ 短信
2015年ツアー・オブ・カタール第2ステージ、アレクサンドル・クリストフが優勝
  • 2015年ツアー・オブ・カタール第2ステージ、アレクサンドル・クリストフが優勝
  • アレクサンドル・クリストフ(カチューシャ)
2015年ツアー・オブ・カタール、2月9日の第2ステージはアル・ワクラ~アル・コー・コーニッシュ間の194km。砂漠の強風によって集団がバラバラになる中、ゴールにたどりついた先頭集団のスプリントを制したノルウェーのアレクサンドル・クリストフ(カチューシャ)が今季初勝利を挙げた。

ツアー・オブ・カタール史上、最も厳しいステージのひとつとなったこの日。序盤2時間はかなり強い追い風で、メイン集団の平均速度は54km/hにまで達した。その後、風向きが変わると集団はエシェロンと呼ばれる斜め陣形になり、バラバラに分裂していく。残り30kmでは20人の先頭集団が抜け出し、クリストフをはじめ有力選手がここに入り込んだ。

ラスト1kmでこの集団はわずか13人まで絞り込まれ、最後のスプリント争いをクリストフが制した。クリストフ自身とカチューシャにとって今季初勝利で、またカチューシャはカタールでも初勝利となった。

2位はアンドレア・グアルディーニ(アスタナ)、3位はグレッグ・バンアーベルマート(BMCレーシング)だった。

この結果、クリストフは総合首位にも浮上し、ゴールドジャージに袖を通した。

クリストフは終盤までサポートしてくれたチームメイトに感謝し、「とても長いスプリントだった。僕は少し差をつけていたテルプストラ(エティックス・クイックステップ)とグアルディーニに追いつき、残り500mで全開で行った。コントロールできていると思ったけど、グアルディーニは速い選手だ。ゴールラインを越えたときに、ようやく確信したよ。ついにカタールで勝てたね! 今日の強風のコンディションは僕向きだった。ノルウェーでは僕は海岸に住んでいて、さらに強い風が吹いているんだ」と喜んでいた。
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