「次世代の」サイクリスト用エアバッグという点についてイメージが湧かない方は、以下の動画を見ればすぐに分かる。まさに、いままでにはない、「かぶらない」スタイルであることが一目瞭然だ。
hovding promotion from RPJ on Vimeo.
自転車に乗るときにヘルメットをつけるか?
ライトウェイの街頭調査では、成人のヘルメット着用率は1%だったそうだ。99%の自転車ユーザーはヘルメットをかぶっていないという。
現在の交通事故の3割は自転車の事故であり、その内の84%が自転車が自動車と接触事故。さらに、自転車事故の死傷者は年間12万人に上る。死亡事故に至るものは頭部損傷が圧倒的に多く、死亡事故全体の64%に上るというデータも示された。
では、なぜヘルメットをしないのか?これには、以下の理由が挙げられる。
・ファッションの問題。また、せっかくセットした髪が潰れてしまう。
・ムレてしまう
・交通ルールにはないから。
・周りでは誰もヘルメットをしていないから。
では、これらの課題を乗り越えたとして、現在のヘルメットでもいいのだろうか。答えはNOだとするのがHOVDINGの見解。現在のヘルメットは、装着していても事故率は高い。また、一般的な自転車ユーザーが進んで使いたくなるようなデザインとも言い難いとした。こうした問題を解決する製品が今回ライトウェイから国内に展開される製品だ。
その技術ノウハウを聞くよりも、どのように作動するのか見ることが技術を理解する最短、最高の方法である。
そこで、9日午後に開催された実践会のようすだが、一定の衝撃を受けると一瞬にしてヘルメットエアバッグが開く。頭部をすっぽりと覆い、最初の衝撃だけでなく、2、3度とダメージを負ってしまう危険からも頭部を守る。
HOVDING記者会見詳報はこちらの速報 より。