29歳のモルコフは7年前から現チームに所属。ブエルタ・ア・エスパーニャでのステージ優勝や2013年デンマーク・ロード選手権優勝など、ロードレースでも好成績を残し、アシストとしてもチームに貢献してきた。
しかしトラック競技にも10年以上取り組み、世界選手権でも優勝している。
「コペンハーゲン6日間で最多勝のデンマーク人になれたのは最高の気分だった。特に何年の僕を応援してくれる地元の観客の前だったからね。パートナーのアレックス・ラスムッセンと僕は最終日を2位でスタートした。でも、長丁場の70km追い抜きでテンポを上げられたんだ」
6日間レースは、エリミネーション、追い抜き、デルニーレース、マディソンなど1日の間に多くのレースをこなし、それが6日間続く。
「僕はただ単に6日間レースが好きなんだ。純粋な自転車競技だけど、ロードレースとは違う。よりテクニカルで戦術的で、1日の間に何度もレースし、リラックスし、準備するんだ。6日間レースは自転車競技の中でクラシックな分野だから、僕はとても誇らしく思うんだ」
トラック競技への取り組みはロードレースのキャリアにとって障害となるとの見方もあるが、モルコフは否定する。
「間違いなく、トラックは僕をいいロードレーサーにしてくれるし、その逆もそうだ。いいロードシーズンを終えた後は、トラック競技に強力なパワーと持久力を持って入れた。一方、ポジショニングなどの技術的能力の多くはトラックでの経験から得られたものだ」
モルコフのロードレースでのシーズンは間もなくスタートする。2月8日開幕のツアー・オブ・カタールだ。そこでは、新チームメイトのペーター・サガンのアシストにも意欲を見せている。
「去年も僕はトラックを走って、カタールでは総合5位に入り、高速のステージでは2位にも入った。新しいチームジャージを着て、サガンのために走るのが楽しみだよ。同時に個人的な好結果も残したい」
投稿 by Tinkoff Saxo.