2015年ドバイ・ツアー、2月5日の第2ステージはドバイ～パーム・ジュメイラ間の187kmの平坦コース。エリア・ビビアーニ（チームスカイ）がマーク・カベンディッシュ（エティックス・クイックステップ）をスプリントで破り、移籍後初勝利を挙げた。
この日も砂漠の中を走るレースは、横風により一時集団が分裂するシーンもあった。逃げ集団は3人で、この中から残り60kmでラファア・クチオウィ（スカイダイブ・ドバイ）が単独で飛び出し、逃げ続ける。
しかし、これも残り9.5kmで吸収され、最後はドバイ名所の人工島パーム・ジュメイラでのゴールスプリント争いに。各チームのトレインが激しく争う中、前日3位のビビアーニが前日優勝のカベンディッシュ、前日2位のアンドレア・グアルディーニ（アスタナ）の背後から飛び出し、ステージ優勝をつかんだ。
キャノンデールから移籍した25歳のイタリア人、ビビアーニは今季チャレンジ・マヨルカと前日の第1ステージで2度表彰台を獲得していたが、3度目の正直で移籍後初勝利をつかんだ。
ビビアーニは「表彰台を2回とっていたので、今日の勝利は本当にうれしい。昨日のビデオを見て、どこを変えられるか分析したんだ。僕たちは正しい瞬間を待った。他のスプリンターが飛び出したときに、僕はグアルディーニの後輪をとらえた。チャンスだと思ったときに、狙いにいったんだ」と振り返った。
カベンディッシュは2位、グアルディーには3位に終わった。総合首位のブルージャージはカベンディッシュが守っている。
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