1月19日、メジャーリーグのマーリンズとの2年契約間近とみられているイチロー外野手が、神戸市内でオリックスのT-岡田内野手と自主トレを行った。
自主トレは、昨年12月にイチローが声をかけて実現。2選手はティー打撃やキャッチボールなどで汗を流した。同じ左バッターとして最高の教材であるイチローの一挙手一投足に注目していたT-岡田は、「軸足の使い方だとか、とても勉強になった」と感激した様子。「今日学んだことを活かして頑張りたい」と、今シーズンへ向けて意欲を語った。
これに対して、「T-岡田はもっとできる。今の成績に満足してほしくない」「イチローは毎年神戸で調整しているよね。オリックスの若手って恵まれてると思う」「イチローから声をかけたってことは、それだけT-岡田に期待しているってことじゃないのか。T-岡田頑張れ!」などと、T-岡田のさらなる活躍を期待するファンの声。
昨季はクライマックスシリーズであと一歩及ばなかったオリックス。昨季オフには、ブランコや中島、小谷野など実績のある選手を獲得した上に、フリーエージェントで揺れていたエース金子も残留した。今季は優勝を目指す上で充実した戦力を有するが、中でもT-岡田にかかるウェートは大きい。生え抜きの和製大砲がシーズンを通して活躍すれば、オリックスの優勝も現実味を帯びてくるだろう。
《浜田哲男》
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