10月7日のベルギーのワンデーレース、バンシュ~シメイ~バンシュ(UCIヨーロッパツアー1.1)でゼネク・スティバル(オメガファルマ・クイックステップ)が落車からの復帰後初勝利を挙げた。
往年の名選手、故フランク・バンデンブロックの記念レースとして開催された194.5kmのレース。終盤のアタックに、オメガファルマ・クイックステップはトーマス・デヘントとニキ・テルプストラを送りこむ。
残り5.8kmでこの逃げは捕まるが、まだ力を残していたテルプストラは残り1.5kmの石畳区間でチームメイトのスティバルを全速力でアシストし、集団から抜け出すことに成功。スティバルは、後続に2秒差をつけて優勝した。
2位はジョン・デゲンコルブ(ジャイアント・シマノ)、3位はベルギー・ロード王者のイェンス・デブシェール(ロット・ベリソル)が入った。
シクロクロス世界王者、チェコ・ロード王者でもあるスティバルは、今年8月のエネコツアーで落車し負傷したが、このレースが復帰後初勝利となった。
スティバルは「僕が好結果を狙えるように、ニキが全開で石畳に入るぞ言ったんだ。エネコツアーでのクラッシュの後、僕の調子は100%じゃなかったけど、つねによくなっているとは感じているんだ。集団にはデゲンコルブやスプリントの強い選手がいるのはわかっていたから、僕たちが主導権を握りたかった。冬が始まる前に勝ててうれしいよ。僕は2014年シーズンを延長し、シクロクロス2戦に出場する。楽しみだよ」と振り返っていた。
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