2014年ジロ・ディ・ロンバルディア、アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)は2年連続で2位に入り、UCIワールドツアー個人ランキング首位に返り咲いた。
モビスターはレース大半に渡り、集団をコントロール。バルベルデも最後まで優勝を争える位置にいたが、ゴール前でダニエル・マーティン(ガーミン・シャープ)に先手を打たれ、1秒差の2位に終わった。
しかしこの結果、ランキングではアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)を逆転することに成功した。チームを通じ、バルベルデは次のように語っている。
「レースに勝てる脚はあったから、ちょっと残念だね。でもプロの自転車レースでは当たり前にできることは何もないんだ。マーティンがアタックしたときは、みんな僕を警戒していた。彼らはマーティンを追いかける責任をすべて僕に負わせたんだ。最後はすべてをコントロールできず、2位をかけてスプリントするしかなかった。それは獲れたけどね」
「それでも、今日の結果には満足だよ。チームはよく働いてくれた。ワールドツアー首位を取り戻す目標も達成した。この66ポイントは、最終戦に向けていい感じだね。(ツアー・オブ)北京で最大限の結果を得るために、どのように状況をコントロールするか考えるよ」
「この2位は家族全員と子どもたちに捧げる。特に生まれたばかりのナタリアにね。休養という意味では、楽な日々じゃなかったんだ。妻と子どもたちの面倒を見るためにつねにあちこち動き回っていたし、イタリアに着いたのは土曜日の午後だったからね」
「でも、この努力は価値があった。ロンバルディアは本当に美しいレースだし、今回勝てなかったのは残念だけど、この無念を晴らすチャンスは間違いなくあるよ」
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