2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、9月12日の第19ステージで総合首位のアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)が一瞬ヒヤリとするシーンがあった。
最後の2級山岳の下りで、目の前を走っていたダリオ・カタルド(スカイ)がクラッシュ。しかし、コンタドールは巻き込まれることなく切り抜け、総合でのリードを守った。なお、カタルドも右太ももなどを負傷しながら、ステージを完走している。
コンタドールはチームを通じ、次のように語っている。
「最後の短い上りでは、いい位置取りをしなければいけなかった。下りが難しいのは知っていたし、クラッシュのリスクは高かったからね。カタルドのクラッシュに引きずり込まれるのを避けられて、すごくラッキーだったね。どうやって避けたのかわからないよ。でも、トラブルなく1日を終えられてハッピーだし、もう明日のことを考えているよ」
13日の第20ステージ、最後のアンカレスの上りでは2012年のブエルタでコンタドールは2位に入っている。
「今年の上りはちょっと長いんだ。すごくハードだし、この山でタイム差がつくと思う。12kmで平均勾配8.7%だ。バッドデーだったら、1分19秒は十分なタイムじゃないね。でも、もちろんアドバンテージを持っている方がいいよ。自分を信じる必要があるし、明日どうなるかだね」
「フルーム(スカイ)が最も危険だ。最後から2つ目の上りでアタックがあるのは、悪いことだとは思わない。脚があれば、フルームについていくよ。あまり疑問の余地はないと思う。フルームが強いのは事実だね。彼は日に日によくなっているし、彼のアタックは強力だろう」
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