【ブエルタ・ア・エスパーニャ14】ポイント賞リーダー、デゲンコルプが集団スプリントを制して区間4勝目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ブエルタ・ア・エスパーニャ14】ポイント賞リーダー、デゲンコルプが集団スプリントを制して区間4勝目

スポーツ 短信
コンタドールが総合リーダーをキープ(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第17ステージ)
  • コンタドールが総合リーダーをキープ(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第17ステージ)
  • 総合リーダーのコンタドール(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第17ステージ)
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ14第17ステージのプロフィールマップ
  • デゲンコルプが区間4勝目(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第17ステージ)
  • メイン集団(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第17ステージ)
  • 終盤にメイン集団を牽くスカイ(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第17ステージ)
  • 最後まで逃げ続けたデニス、ユンゲルス、ファビッリ(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第17ステージ)
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ14第18ステージのプロフィールマップ
スペイン全土を舞台に3週間かけて行われるステージレース、第69回ブエルタ・ア・エスパーニャ。

2回目の休息日明け、第17ステージはオルティゲイラからアコルーニャまでの190.7kmで行われ、ポイント賞リーダージャージを着るジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・シマノ)がスプリント勝負を制して優勝。今大会区間4勝目を挙げた。

ほぼ平坦なコース設定の第17ステージ、スプリンター勢にとってはゴール勝負に持ち込める最後のチャンスと言えた。スタート直後からのアタック合戦の末、5人の選手が逃げに成功した。

エリア・ファビッリ(ランプレ・メリダ)、ローハン・デニス(BMCレーシング)、ルイス・マス(カハルラル・セグロスRGA)、ダニエル・テクレハイマノ(MTN・クベカ)、ボブ・ユンゲルス(トレックファクトリーレーシング)だ。

後続のメイン集団では区間優勝を狙うスプリンターを擁するチームが前を牽く。デゲンコルプのジャイアント・シマノ、今大会1勝を挙げているマイケル・マシューズのオリカ・グリーンエッジ、トム・ボーネンのオメガファルマ・クイックステップだ。逃げ集団とのタイム差を最大4分程度に抑える。

ゴールまで残り28kmでマス、残り9kmでテクレハイマノが遅れ、逃げ集団は3人で残り6kmを切って始まる石畳区間に突入した。石畳区間の道路中央部分は選手ひとり分、30cmほどの幅だが段差のない小道になっていた。メイン集団は一列棒状になり、スカイの選手が総合3位のクリストファー・フルームを引き連れて先頭を陣取った。

石畳区間を終えると、逃げ集団のすぐ背後に後続が迫っていた。残り2kmを過ぎてまずユンゲルスが、そして残り1km切って最後まで意地を見せたファビッリとデニスが吸収された。

大集団のスプリント勝負となったゴールを制したのはデゲンコルプだ。ポイント賞リーダーのデゲンコルプだが、同賞2位のアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)が10ポイント差に迫っていた。

バルベルデがポイント賞を狙っていなくても、今後の山岳ステージで区間上位に入ることがあればデゲンコルプを逆転することが可能。デゲンコルプにとってこの日の優勝でどうしてもポイントを稼いでおきたかった。

見事にスプリントを制して第4、第5、第12ステージに続く区間4勝目。さらにスプリントポイントを25ポイント獲得することで、バルベルデとの差を35ポイントに広げることに成功した。

区間2位はマシューズ、3位にはファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)が入った。個人タイムトライアルで過去に世界選手権を4度制しているカンチェラーラだが、今年の世界選手権ではターゲットをロードレース一本に絞っている。今ステージでスプリンター勢に引けを取らない最後の追い込みを見せた。

総合リーダージャージのマイヨロホはアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)がキープしている。総合トップ10に変動はなし。

第17ステージ終了時点での総合成績は以下の通り。

1位 アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)67h 51' 07’'
2位 アレハンドロ・バルベルデ(モビスター)+1' 36’’
3位 クリストファー・フルーム(スカイ)+1' 39’’
4位 ホアキン・ロドリゲス(カチューシャ)+2' 29’'
5位 ファビオ・アール(アスタナ)+3' 38’'
6位 ダニエル・マーティン(ガーミン・シャープ)+ 6' 17’’
7位 ロベルト・ヘーシンク(ベルキン)+6' 43’’
8位 サムエル・サンチェス(BMCレーシング)+6’ 55’’
9位 ワレン・バルギル(ジャイアント・シマノ)+ 8' 37’’
10位 ダミアーノ・カルーゾ(キャノンデール)+ 9' 10’’

第18ステージは終盤にふたつの2級山岳を越える。最後の上りでは総合上位陣の駆け引きも見られるか。

大会は総距離およそ3240km、9月14日まで全21ステージで行われる。


Resumen etapa 17 - Ortigueira / A Coruna 投稿者 la_vuelta
《五味渕秀行》

編集部おすすめの記事

page top