2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、9月2日の第10ステージはレアルモナステリオ・デ・サンタマリアデベルエラ~ボルハ間の36.7kmの個人タイムトライアル(TT)。総合順位が、再び大きく動いたステージとなった。
暫定トップタイムをマークしていたTT世界王者トニー・マルティン(オメガファルマ・クイックステップ)は最後までその座を守り切り、ツール・ド・フランスの個人TTに続くステージ優勝を飾った。
総合9位につけていたリゴベルト・ウラン(オメガファルマ・クイックステップ)が15秒差のステージ2位と健闘した。3位は18秒差で元TT世界王者のファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)。
マイヨロホのナイロ・キンタナ(モビスター)の落車により、総合上位勢の順位はシャッフルされた。総合2位でスタートしたアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)がステージ4位に入り、首位に浮上。ケガからの復活を高らかにアピールしてマイヨロホに袖を通した。
総合2位は22秒差でアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)、総合3位にはこの日の好走で順位を挙げたウランが59秒差で続いている。
本来、タイムトライアルを得意とするクリストファー・フルーム(スカイ)はタイムが伸びず、総合順位は5位と変わらないが、タイム差は28秒から1分18秒へと開いた。キンタナは、3分25秒遅れの総合11位へと大きく後退している。
他のジャージは変わらず、ポイント賞はジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・シマノ)、山岳賞はルイス・マス(カハルラル)、複合賞はバルベルデ。敢闘賞はマルティンに贈られた。
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