2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、8月27日の第5ステージは残り30km以上を残したところでティンコフ・サクソが横風を利用してアタックし、集団の分裂を試みた。
チーム全員がメイン集団前方へと上がり、加速したことで、集団はいくつかのグループに分かれた。しかし、総合争いのライバルたちは再合流し、ティンコフ・サクソはタイム差を奪うことができなかった。
この状況について、エースのアルベルト・コンタドールはチームを通して以下のように語っている。
「誰が遅れていて、誰がそうじゃないのか、チームはもっと情報が必要だった。誰が後ろに取り残されたか、僕たちはわからなかったんだ。序盤は何人か重要な選手を置き去りにできたと思う。でも、彼らは戻ってきたし、僕たちはそれに気づかなかった。ちょっと混乱していたね。でも、いいんだ。僕たちはトライした」
この日、2つ目の中間スプリントではライバルのクリストファー・フルーム(チームスカイ)がアタックし、ボーナスタイム2秒を獲得した。
「彼がアタックしたのは見ていたよ。1回目のスプリントでも彼は試みたんだ。でもブアニとFDJが彼を引き戻した。長い目で見れば、重要じゃないよ」とコンタドールは冷静に見ていた。
気になる右脚のケガの状態については「毎日、大きな問題なく過ぎているのはいいことだね。でも、状況はずっと同じなんだ。よくなってもいないし、悪くなってもいない」と語っている。
次の第6ステージは、今大会初の頂上ゴールとなるが「明日の目標は、現在の体調を見極めることだ。展開次第で、今後のレースのチーム戦略をどうするか考えるよ」と先を見据える。
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