2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、8月27日の第5ステージは灼熱の中、終盤に入って激しい争いが繰り広げられた。残り40kmを切ったところでティンコフ・サクソがメイン集団のペースを上げ、集団が大きく3つに分裂する。
後方から再合流する選手もいる中、残り33kmで単独で逃げていたピム・リヒハルト(ロット・ベリソル)が捕まり、残り15kmの3級山岳も越えて、最後は約70人に絞られた集団でのスプリント争いとなった。
わずなに上り坂のゴール前で最初にフィリップ・ジルベール(BMCレーシング)が仕掛けるが、すぐにジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・シマノ)が捕える。ナセル・ブアニ(FDJ)がコース右側からデゲンコルプを追い抜きにかかるが、スペースを見つけられずに腕を上げてアピールする。
しかし、デゲンコルプはスピードを緩めることなく先頭でゴールラインを越えて、ステージ2連勝、ブエルタ通算7勝目を飾った。2位はブアニ、3位はモレノ・ホフランド(ベルキン)。
総合順位には大きな動きはなく、マイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ)がマイヨロホをキープ。ポイント賞はデゲンコルプが新たにトップに立ち、山岳賞は3級山岳で3位通過1ポイントを追加したルイス・マス(カハルラル)が守った。複合賞はバレリオ・コンティ(ランプレ・メリダ)がキープし、敢闘賞はリヒハルトが受賞した。
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