【ブエルタ・ア・エスパーニャ14】第4ステージでデゲンコルプが強さを見せつける。総合首位はマシューズがキープ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ブエルタ・ア・エスパーニャ14】第4ステージでデゲンコルプが強さを見せつける。総合首位はマシューズがキープ

スポーツ 短信
ブエルタ・ア・エスパーニャ14第4ステージ
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ14第4ステージ
  • 2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ第4ステージ、ジョン・デゲンコルブ(ジャイアント・シマノ)が優勝
  • ジョン・デゲンコルプ(ドイツ)
  • 総合首位のマイケル・マシューズ(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第4ステージ)
  • 序盤の逃げ集団(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第4ステージ)
  • 後半の逃げ集団(ブエルタ・ア・エスパーニャ14第4ステージ)
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ14第4ステージ
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ14第5ステージのプロフィールマップ
スペイン全土を舞台に3週間かけて行われるステージレース、第69回ブエルタ・ア・エスパーニャ。第4ステージがマイレナデルアルコルからコルドバまでの164.7kmで行われ、ドイツのジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・シマノ)がスプリント勝負を制した。

スタート直後から4人の選手が逃げた。セバスチャン・テュルゴ(AG2R)、フランシスコハビエル・アラメンディア(カハルラル・セグロスRGA)、ヘルト・ユエアール(コフィディス)、ジミー・アングルバン(ヨーロッパカー)だ。後半に2つの山岳ポイントがあるこの日は順調に逃げ続けるられると思いきや、メイン集団はティンコフ・サクソ、スカイが前方を牽くことで差は縮まり、山岳ポイントを前に吸収されてしまう。

そこで集団から飛び出してきたのが、過去にツール・ド・フランスでスーパー敢闘賞を経験しているスペインのアメッツ・チュルーカ (カハルラル・セグロスRGA)だ。逃げ集団のひとり、アングルバンと合流してふたりでの逃げに入る。しかし平地に入り残り35kmで後続に捕まってしまう。

次に動きを見せたのがアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)だ。2級山岳を前にウィナー・アナコナ (ランプレ)、アダム・イェーツ (オリカ・グリーンエッジ)がアタックをするとそれに合流。モビスターのダブルエースのひとりバルベルデが逃げに乗り、さらにロメン・シカール(ヨーロッパカー)も加わって4人でゴールへのダウンヒルを始めた。

後方のメイン集団では横風で中切れがおき、集団はいつもより小さくなっていた。しかし残り9kmでバルベルデたちを捕らえることに成功。この日も残り2kmを切ってアダム・ハンセン(ロット・ベリソル)が単独アタックをするが間もなく吸収、ゴールはスプリント勝負へと持ち込まれた。

各チームとも中切れで遅れた選手がいるためアシスト陣が手薄になっていた。そんな中、スプリントで力を見せつけたのがデゲンコルプだ。2012年に区間5勝した実力は健在、他を寄せ付けない強さで今大会1勝目を挙げた。総合リーダージャージのマイヨロホはオーストラリアのマイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ)が守っている。

第5ステージは後半にカテゴリー3級の山岳ポイントがひとつあるだけが細かいアップダウンが続き、最後の1kmはゆるやかな上りになる。スプリンター勢を横目にパンチャーなどの一発を狙ったアタックも期待できそうだ。

大会は総距離およそ3240km、9月14日まで全21ステージで行われる。
《五味渕秀行》

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