2014年8月22日、米スペース X社がテキサス州で行っていた再使用型ロケット『F9R』の試験飛行中に異常が発生し、同機は上空で爆発した。スペース Xは試験機のシステムが異常を検知したため、飛行を強制終了したと述べた。
F9Rは、スペース X社の試験ロケット「グラスホッパー」の後継機で垂直離着陸を行う試験機。スペース Xのツイッターでの発表によれば、エンジンを3基搭載した試験機は飛行中に異常を検知し、試験機と飛行終了システムが自動的にそれ以上の飛行を終了させた、としている。F9R試験機は試験エリアから外に出ることはなく、けが人もいなかったという。アメリカ連邦航空局(FAA)の代表者が試験に立ちあっていたとのことだ。
8月22日に行われたF9Rの試験はこれまでの中でもとりわけ複雑で、機体の限界に挑むものであったとスペース Xは述べている。今後は飛行記録の解析を進め、終了後に新たな発表を行うとしている。
《秋山 文野@レスポンス》
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