2014年8月19日、5月に国際宇宙ステーション(ISS)での約6カ月間の長期滞在から帰還した若田光一宇宙飛行士は、幕張メッセで開催中の「宇宙博 2014」で展示中の日本実験棟「きぼう」実物大モデルにサインした。
若田光一宇宙飛行士は、「宇宙博 2014」でトークショー開催の後にISS日本実験棟「きぼう」に搭乗。約6カ月のあいだ「職場」だった「きぼう」の入り口部分にサインした。日本人宇宙飛行士による「きぼう」のサインは、宇宙博開会式の古川聡宇宙飛行士、7月24日にトークショーを行った野口聡一宇宙飛行士に続き、3人目となる。
その後、若田宇宙飛行士は宇宙博2014の展示にもコメント。未来の宇宙輸送機関として展示されている宇宙エレベーターの昇降機について、「宇宙にもっともっと多くの人たちが行ってほしい。行くだけではなく、宇宙を使えばわれわれの日常を豊かにする知見や技術が生まれる。宇宙エレベーターはもっともっと多くの人たちが宇宙に行けるツール。多くの方が宇宙を身近に感じる、頻繁に利用してもらえる、美しい地球を身近に感じていただけるようなそういう時代になって欲しいと思う」と述べた。
【宇宙博2014】若田宇宙飛行士、「きぼう」実物大モデルにサイン…宇宙エレベーターにコメントも
《秋山 文野@レスポンス》