全5ステージで争われる2014年ブルゴス一周は、8月15日にコムネト・デ・レベンガ~ラグナス・デ・ネイラ間の170kmで第3ステージが争われた。山岳ポイントが7つそびえ、最後は超級山頂にゴールする同大会最難関のステージだ。
最後から2つ目の2級山岳で、メイン集団をコントロールするモビスターは、逃げ集団をすべて捕まえる。最後の超級山岳の上りに入ると、残り5kmで集団は約20人まで絞られた。
ここでミケル・ランダ(アスタナ)がアタックし、集団はさらにバラバラになるが、キンタナはライバルとともに落ち着いて追走する。その後、ランダを追いかけるのは、キンタナとダニエル・モレノ(カチューシャ)の2人のみとなるが、ラスト1kmでキンタナが強力なアタックを見せる。これでモレノを振り切ると、ランダも捕えてステージ優勝をつかみとった。2位は6秒差でモレノ、3位は10秒差でランダが入った。
今季6勝目を挙げたキンタナは、総合でもモレノに1秒差をつけて首位に浮上。1週間後に開幕するブエルタ・ア・エスパーニャに向けて、好調ぶりをアピールした。
2013年のブルゴス一周でも、同じ上りで同じようにアタックをしかけて優勝したキンタナは「またここで勝てたのは見ごたえがあったね。ブルゴスのみなさんはいつも僕によくしてくれるし、いつでも応援してくれる。ラスト1kmでダニ(モレノ)がまだ後ろにいたけど、ライバルたちは追いつかないとわかった。彼を引き放すためには、全力を出し切らなければならなかった。運よく、うまくいったね」と喜んでいた。
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