【リエージュ~バストーニュ~リエージュ】春のクラシック最終戦、ゲランスがオーストラリア人として初優勝 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【リエージュ~バストーニュ~リエージュ】春のクラシック最終戦、ゲランスがオーストラリア人として初優勝

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春のクラシックレース最終戦となるリエージュ~バストーニュ~リエージュが、4月27日にベルギーで開催され、オーストラリア人のサイモン・ゲランス(オリカ・グリーンエッジ)がスプリント勝負を制して初優勝を飾った。

1892年に第1回大会が開催されたリエージュ~バストーニュ~リエージュは、現存する自転車ロードレースの中で最も長い歴史がある。2度の大戦などで中断を余儀なくされた年があり、今年が記念すべき第100回大会となる。

263kmで行われたレースは、序盤から逃げ集団が形成された。マッテーオ・ボノ(イタリア/ランプレ・メリダ)、パーミン・ラング(スイス/イアム)、ミヒャエル・コッホ(ドイツ/キャノンデール)、ピーテル・ヤコブス(ベルギー/トップスポルトフラーンデレン・バロワーズ)、ヤコブ・ヴェンター(南アフリカ/MTN・クベカ)、マルコ・ミナールド(オランダ/ワンティ・グループゴベール)の6人だ。

途中100km地点に設けられた第100回大会記念のスプリントポイントはコッホが獲得した。6人はメイン集団と最大15分以上のタイム差をつけたが、徐々に分解。最後まで粘りを見せたボノも残り21kmほどで後続に吸収された。

それから集団の動きは活性化する。最後の峠サンニコラで、ジャンパウロ・カルーゾ(カチューシャ)とドメニコ・ポッツォヴィーボ(アージェードゥゼール)、ふたりのイタリア人がアタックを決めた。

しかし残り1kmを切ったところで、大会2連覇を目指すダニエル・マーティン(アイスランド/ガーミン・シャープ)や今季絶好調のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン/モビスター)ら優勝候補たちが追いついた。その直後、ゴール前最後のコーナーで勝利を焦ったマーティンは落車してしまう。

そのままスプリント勝負となり、前週のアムステルゴールドレースで3位となり表彰台に上ったゲランスが、トップでゴールラインに飛び込んだ。100回目のリエージュ~バストーニュ~リエージュでオーストラリア人として初の優勝者となり、南半球出身者としても最初の栄冠を手にした。「信じられない。気持ちを表現する言葉が見つからない」と喜びを語った。

またゲランスにとって2012年のミラノ~サンレモ(イタリア)に次ぐ、ふたつ目のクラシック制覇となった。UCIワールドツアーランキングでも首位アルベルト・コンタドール(スペイン/ティンコフ・サクソ)に続く2位に浮上した。

別府史之(トレックファクトリーレーシング)と新城幸也(ヨーロッパカー)は、共に完走はならなかった。

2014年4月27日(日)
リエージュ~バストーニュ~リエージュ 263km 成績
1位 サイモン・ゲランス(オーストラリア/オリカ・グリーンエッジ) 6時間37分43秒
2位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン/モビスター) +00秒
3位 ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド/オメガファルマ・クイックステップ) +00秒
4位 ジャンパオロ・カルーゾ(イタリア/カチューシャ) +00秒
5位 ドメニコ・ポッツォヴィーボ(イタリア/アージェードゥゼール) +00秒
《五味渕秀行》

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