ブエルタ・アル・パイスバスコの第3ステージが4月9日にスペイン北部のバスク地方で開催され、新城幸也(ヨーロッパカー)が区間6位でゴールした。総合成績では首位のアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)から56秒遅れの11位。大会は12日まで。
スタート直後の上り坂で新城のチームメイト、ナタナエル・ベラヌ(エストニア)がアタック。3人の逃げグループが形成され、レースは穏やかに進んだ。しかし、逃げていた選手も全員が吸収された終盤、新城は170km地点、山岳の麓でパンクのアクシデント。
これをチームメートが待ち、集団に復帰することができたが、さらに最後の上りで前を走る選手に前輪をとられて落車。ヒジと肩に打撲と擦過傷をした程度ですぐに集団に復帰する。
ゴールはこれまでアシストをしてくれたケビン・レザのためにけん引役でスプリントへ。レザは2位。アクシデントに見舞われた新城も6位でゴールし、総合成績で56秒差の11位をキープした。
「チームメイトへの感謝しかない。パンクしたり、落車したりで散々だったけど、
チームメイトが助けてくれて、ゴールスプリントにまで絡めた。ケビンのために、もっと助けてあげたかった」とゴール後の新城。
「明日が本当の勝負。明日が越えられれば本当の総合上位をねらえる」
新城が最大の山場と言う、10日のステージはカテゴリー1級と2級の山岳が5回繰り返される距離151km。最後の山頂ゴールで総合順位が大きく変わることが予想される。
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