
4年総額2億4000万ドル(約380億円)という大型契約でドジャースに入団したカイル・タッカー外野手について、元選手が代理人とのやり取りを“暴露”。「彼はトロントに行きたがっていた」と明かし、話題となっている。
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■代理人からのメッセージを“暴露”
今オフの目玉、タッカーを巡っては争奪戦が勃発。最終局面ではドジャース、ブルージェイズ、メッツによる三つ巴の戦いとなり、結局ドジャースが4年総額2億4000万ドルという契約で制した。
一連の舞台裏について、野球専門ボッドキャスト『6ix Inning Stretch』でホスト役を務めるウィット・メリフィールド氏が言及。現役時代は盗塁王に3度輝き、オールスターゲームにも3度選出された同氏は「カイル本人とは直接の面識はないけど、彼の周辺の人たちとは懇意にしているんだ。だから、もし彼がブルージェイズと契約したら、この番組で独占インタビューをさせてくれるという約束になっていた。でもそれは実現しなかった」と振り返った。
さらに「彼がドジャースと契約した時、代理人から『カイルは本当にトロントに行きたがっていたんだよ』というメッセージが届いたんだ」と明かした。
長期契約を希望していたタッカーの求めに応じ、ブルージェイズも長期契約を提示したが、合意には至らなかった。
■6000万ドルは「クレイジーな金額」
その理由について、同氏は「ブルージェイズは、彼に10年総額3億5000万ドル(年俸3500万ドル) というオファーを出した。それが表に出ている最終的な内容。でも、移籍市場の状況や他選手の類似契約を見渡して、彼ら(タッカー陣営)はもう少し上を求めた。ただ、トロント側は3500万ドル以上の年俸を出すつもりはなかった」と交渉経過を紹介した。
そして、「どの選手にもそれぞれ“適正価格”というものがある。トロントは『彼の価値は10年契約で年俸3500万ドル』と判断したわけで、それ自体はものすごいオファーだ。でも、そこにドジャースが来て『年俸6000万ドルでどうだ?』と言ってきた。そうなれば、断るのは難しいよね」とし、交渉決裂の理由は「年俸」と伝えた。
年俸換算で6000万ドルは、大谷翔平投手の7000万ドルに次ぐ報酬。ブルージェイズが示した10年という長期契約の魅力も霞んでしまった。
同氏は最後、「個人的には彼のスイングが好きだし、ゴールドグラブ級の守備もできると思う。運動能力も高いし、大金をもらうに値する選手だ。とはいえ、年俸6000万ドルって考えると正直クレイジーだよね。結局、今回はうまくまとまらなかったってことだけさ」と締めくくった。
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