
卓球の中国超級リーグは、26日から最終ステージに突入し、世界トップ選手が集う中で激しい戦いが繰り広げられている。そんな中、平野美宇(木下グループ)は、深圳大学の一員としてチームを決勝に導く活躍を見せており、現地メディアもそのパフォーマンスを称賛している。
◆平野美宇、孫穎莎との“交流”に現地メディア熱視線「一挙手一投足に魅了」 チームメイトの世界女王がベンチで戦況見守る
■王曼昱を擁する強豪と対戦へ
平野は6月から行われてきた第1〜第3ステージで奮闘。世界女王・孫穎莎やサウスポーの蒯曼とともに主力を担い、深圳大学の決勝ラウンド進出に大きく貢献した。
迎えた26日の準決勝では、上海龍騰と対戦。孫穎莎が欠場する中、平野は第1マッチのダブルスで覃予萱とペアを組み、何卓佳/孫銘陽ペアと対戦。フルゲームの末に勝利を収めた。さらに、マッチカウント2-2で迎えた第5マッチのシングルスでは、劉煒珊に対してストレート勝ちを収め、大一番で2点を奪う活躍でチームの決勝進出を決定づけた。
この活躍には現地メディアも注目しており、『捜狐』は27日付の記事で平野について言及。「勝利の重圧はミウ・ヒラノの肩にのしかかっていた。日本人選手は並外れた精神力と技術を発揮し、劉煒珊をストレートで下した」と報じた。さらに「キープレーヤーを欠いた状況下で、チーム一丸となって戦ったことの成果であり、特にヒラノの安定したパフォーマンスと蒯曼の奮闘が、決定的な役割を果たした」と称賛した。
これにより、深圳大学は28日の決勝で、山東魯能との対戦が決定。相手は世界ランキング2位の王曼昱、同4位の陳幸同らを擁する強豪である。世界最高峰の舞台・中国超級リーグの決勝でも、平野が再び躍動し、チームを頂点に導けるか注目が集まる。
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