
MLB公式サイトは24日(日本時間25日)、「大谷翔平投手の打撃における“過小評価されがちな偉大さ”を検証する」と題した記事を掲載。球界最高峰の打者へ成長した大谷の打撃で、見落とされるケースが多い優れた要素について取り上げた。
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■来季以降のパフォーマンスにも太鼓判
MLB公式サイトは同日、大谷の3つの「打撃進化」に着目。1つ目は球種に関する話題で、キャリア初期はフォーシームに強い一方で、変化球全体の対応力に課題を抱えていたという。しかし、初のMVPを獲得した2021年以降は全ての球種を高水準で打ち返す打者へと変貌。ドジャース加入後の24年以降は、カットボールなどの鋭い変化球に加えて、オフスピードの大きな変化球もメジャートップの本塁打数とランバリュー(得点期待値)を記録。相手投手が配球で逃げられなくなった。
2つ目は、対左投手に対する成績の向上。2018年から20年は三振率31.1%だったのに対し、21年から25年では26.7%まで改善してインプレーが増加。直近5年間で4度の2桁本塁打を記録するなど、多くの対戦経験が実を結び始めたと分析した。
3つ目は打球角度の上昇で、空中に打ち上げる割合が増加。2018年のデビューイヤーはエアボール率(フライ/ライナー/ポップの合計)が56.0%だったが、21年以降は3シーズンで60%以上を記録した。球界屈指のパワーを持つ大谷にとって、打球を打ち上げるメリットは非常に大きいという。
同記事は、「31歳を迎えた今も攻守両面で衰えは見られない。あらゆる分野での進化を考えれば、この世代を代表する支配的な活躍が簡単に終わる理由は見当たらない」と称賛。来季以降のパフォーマンスにも太鼓判を押した。
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