
メジャーリーグ機構は20日(日本時間21日)、巨人の岡本和真内野手のポスティング申請を受理。メジャー全30球団との契約可能選手として通知した。交渉期限は、米東部時間1月4日午後5時(同5日午前7時)までの45日間となる。
公式放送局『MLBネットワーク』は同日、今オフにメジャー移籍を目指す日本選手を特集。岡本のパフォーマンスに期待を寄せた。
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■「村上宗隆は純粋なスラッガーだが……」
『MLBネットワーク』内の番組「MLBトゥナイト」に出演したジョン・モロシ記者は、冒頭で「岡本は、輝かしい歴史に彩られた巨人が全盛期にポスティングをする史上初の選手。巨人は日本でいうヤンキースで、ヤンキースが主力選手にFA前の移籍を容認するようなものだ」とし、岡本の置かれた背景を説明した。
モロシ記者は、同じく海外移籍を目指すヤクルトの村上宗隆内野手との違いに言及。「村上は純粋なスラッガーだが、岡本はギャップ(外野の隙間)にライナーを飛ばせるタイプの打者だ」と高く評価。年齢は2歳上であるものの、Whiff%(スイング時の空振り率)が8.8%で、より柔軟で優れたミート力を誇る点に注目を寄せた。
公式サイトでは、今季日本開幕戦で来日したエンリケ・ヘルナンデス内野手(ドジャースからFA)が、岡本について「成長ぶりを見てとても感慨深い」と語った動画を掲載。2018年日米野球以来の再会となった、若きスラッガーの進化に驚いた様子を伝えている。
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