
MLB公式サイトは22日(日本時間23日)、今季のワールドシリーズ開幕に先がけてドジャースとブルージェイズの戦力を分析。ポジション別に両球団の強みを比較した。
球団史上初の連覇を目指すドジャースは、全11項目のうち7項目で「優勢」判定。とりわけ、先発投手部門では圧倒的有利とされた。
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■実績面も高く評価
公式サイトは同日、24日(同25日)から始まるワールドシリーズに向けて「ドジャース対ブルージェイズ、ポジション別戦力比較」と題した記事を公開した。
ドジャースは、捕手を始め、遊撃手、三塁手、左翼手、指名打者(DH)、先発投手に救援投手と7項目で優勢と判定された。捕手部門は、勝負強い打撃が光るウィル・スミス捕手とコンタクト能力に優れたアレハンドロ・カーク捕手の比較でドジャース優勢。
遊撃手では、ポジション転向のムーキー・ベッツ内野手を「平均以上の守備を見せているのは驚異的」と称賛。シーズン終盤には打撃も復調しており、故障明けで出場が限定されそうなボー・ビシェット内野手を凌ぐとした。左翼手では、「キケ」ことエンリケ・ヘルナンデス外野手のポストシーズンでの圧倒的な勝負強さに軍配が挙がった。
■佐々木朗希は「もっとも勢いがある」
そして、指名打者部門では、大谷翔平投手とジョージ・スプリンガー外野手との比較となったが大谷に軍配。リーグ優勝決定シリーズ第7戦で決勝3ランを放ったスプリンガーを称えつつも、「ドジャースのDHは――そう、ショウヘイ・オオタニだ。NLCS第4戦では3本塁打で先発投手も務めた」と驚愕のパフォーマンスを振り返り、ドジャース優勢との判断を下した。
また、「どんなチームであれ、今のドジャース先発陣には太刀打ちできない」と先発投手部門で圧倒的有利と言及。救援投手を不安要素としながらも、佐々木朗希投手を「今もっとも勢いがある存在」と重要なポイントに挙げ、わずかにドジャース優勢とした。
一方で、一塁手部門では、圧巻のパフォーマンスを見せるブラディミール・ゲレーロJr.内野手をフレディ・フリーマン内野手よりも高く評価。中堅手では、好守のドールトン・バーショ外野手が絶不調のアンディ・パヘス外野手を凌ぎ、右翼手では、拙守が目立つテオスカー・ヘルナンデス外野手よりも柔軟なやりくりが可能なブルージェイズ優勢とした。
総合的には、ややドジャース有利といった戦力構図だが、果たしてどうなるか。ワールドシリーズは24日(同25日)から、ブルージェイズの本拠地ロジャースセンターで開幕する。
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