
MLB公式サイトは22日(日本時間23日)、今オフにフリーエージェント(FA)となる選手を特集し、ランク付けした。日本勢ではヤクルトの村上宗隆内野手が7位、ポスティングでのメジャー挑戦を表明した巨人の岡本和真内野手が30位となった。1位にはドジャースも獲得に乗り出すとされるカイル・タッカー外野手(カブス)が選出された。
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■松井秀喜以来のパワーヒッター
公式サイトは「FA市場をけん引するのは誰か? 注目すべきトップ30選手」と題し、記事を公開した。オプトアプト(契約破棄)によって、FA市場に出てくると予想される選手も含んだ上でのランキングとなっている。
日本勢では、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍が濃厚となっている村上が堂々7位にランクイン。今回の特集を担当したマーク・フェインサンド記者は「ムラカミは、あるスカウトが『本物のパワーを持つ』と評価した通りの実力者」と称賛。続けて「8シーズンで246本塁打を放ち、2022年には56本塁打を記録し、サダハル・オー(王貞治)が58年間保持していた日本選手のシーズン最多本塁打記録(55本)を塗り替えた」と紹介した。
そして、「ヒデキ・マツイ(松井秀喜)以来、日本プロ野球界からメジャーへ移籍する純粋なパワーヒッターとなる」と伝え、新天地候補にはドジャース、マリナーズ、ヤンキースを挙げた。
■「対応力に疑問が残る」
一方、もう1人の和製大砲、岡本は30位にとどまった。同記者は「6度のオールスターゲーム選出を誇り、本塁打王にも3度輝いている。通算1074試合に出場して248本塁打を放ち、2018年から23年にかけて6年連続で30本塁打以上を記録している」と豊富な実績を強調。「しかし、メジャーでプレーする場合、高速投手への対応力に疑問が残る」とし、スピードボールを投げ込んでくるメジャー投手陣に力負けする可能性を指摘した。
また、守備面では「日本では主に三塁を守ってきたが、メジャーの球団が彼をホットコーナー(三塁)で起用するかどうかは不明だ」と現状を伝え、移籍先候補にはカブス、メッツ、ヤンキースを挙げた。
上位は1位タッカーに続き、2位アレックス・ブレグマン内野手(レッドソックス)、3位カイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)、4位ボー・ビシェット内野手(ブルージェイズ)、5位コディ・ベリンジャー外野手(ヤンキース)となっている。
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