
ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズ4回戦に「1番投手兼DH」で先発出場。打っては先頭打者アーチ、場外弾、ダメ押し弾と3発放ち、投げては今季最長となる6回0/3を2安打無失点、10奪三振という圧巻の投球でブルワーズ打線を封じ込んだ。同シリーズ4連勝に貢献し、チームをワールドシリーズ進出に導いたハイパフォーマンスは、他競技の専門番組でも話題の中心となった。
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■“真の勝負強さ”はジョーダン級
大谷の活躍は他競技にも鳴り響いた。米スポーツ専門局『ESPN』が放送している「College GameDay」は、大学スポーツ(主にアメリカンフットボール)を扱う番組。ゲーム開始前に見所や注目選手などを解説し、人気を集めている。
18日(同19日)の放送では、ポッドキャスト番組「パット・マカフィー・ショー」の司会などでもおなじみ、パット・マカフィー氏(元NFL選手)や『ESPN』のベテランアナリスト、カーク・ハーブストライト氏らが登場。大学フットボールの話題になるかと思いきや、スタジオは大谷のプレーで盛り上がった。
“真の勝負強さ”がテーマになると、マカフィー氏が「その言葉を語る時、君たちはコービー・ブライアントやマイケル・ジョーダンの名前を挙げるだろう。でも、昨夜のショウヘイ・オオタニを見てみろ」と切り出すと、出演陣は納得の表情を浮かべた。
■大谷のすごさを理解していない
ハーブストリート氏も「我々はこの男のすごさ、そして彼がやっていることの意味をちゃんと理解していないと思う。彼は6回を投げたんだぞ。それでいて、まるでリトルリーグの選手みたいに楽しそうにプレーをしている。でも、彼がいるのはメジャーリーグなんだ!」と話し、異次元ぶりを伝えた。
さらに、マカフィー氏はボールを投げてバットを振る仕草を見せながら、「10奪三振!3発!」と絶叫。笑いを誘いつつ、「カレッジフットボールの選手たちは、オオタニのメンタリティを学ぶべきだ。大学フットボールの世界で成功したいなら、“ショウヘイ・オオタニのメンタリティ”を持たなきゃダメなんだ」と力説した。
この放送を受けて、米メディア『CLUTCH POINTS』は、「オオタニは野球ファンだけでなく、スポーツ界全体を感嘆させた。マカフィー、ハーブストリート、そして番組クルーはオオタニが“真の勝負強さ”について、新たな基準を打ち立てたということを伝えた。ただ、それはあらゆるスポーツ分野において、到達できる者がほとんどいない高みだ」と指摘した。
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