
米老舗スポーツ誌『スポーツ・イラストレイテッド』は14日(日本時間15日)、「カージナルスがファンに人気の外野手との契約を解消か:移籍先候補は2つ」と題した記事を掲載。カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手にトレードの可能性があると報じている。
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■チーム再建を迫られるカ軍
カート・ビショップ記者が掲載した記事では、3シーズン連続でポストシーズン進出を逃したカージナルスが、新たに就任したチャイム・ブルーム編成部長のもと、チーム再建を迫られていると指摘。その中で、28歳のヌートバーがトレードの対象に含まれているとしている。
記事内では候補球団としてロイヤルズを挙げ、ア・リーグ中地区で3位に終わったチームについて「今シーズンは外野手の活躍が著しく不足していたため、補強は理にかなっている」と言及。さらに「ヌートバーは強力な補強となる。彼はスピードと優れた守備力に加え、攻撃面でもチームを強化できるだろう」と期待を寄せている。
また、2つ目の候補として挙がったのがドジャース。昨オフに1年契約で加入したマイケル・コンフォート外野手がフリーエージェントになることから、「4人目の外野手が必要になるかもしれない」とし、「ロサンゼルスに移籍すれば、ヌートバーは故郷に帰還し、ワールドシリーズ出場を狙うチームでプレーするチャンスを得ることになる」と、ドジャース移籍のメリットを強調している。
ヌートバーは今季135試合に出場し、打率.234、13本塁打、48打点を記録。ドジャースには、2023年のワールド・ベースボール・クラシックで共闘した大谷翔平投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手も所属している。果たして、ヌートバーがトレードで争奪戦となるのか。
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