
ワールドシリーズ連覇を目指してポストシーズンに臨んでいるドジャースだが、今オフの補強プランが早くも浮上している。米メディア『ブリーチャー・レポート』は、ターゲットとしてスティーブン・クワン外野手(ガーディアンズ)を予想。今夏のトレード期限でも噂にのぼった“安打製造機”獲得へ向けて、再アタックを行うと伝えた。
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■夏のトレード期限に続きクワン狙う
ドジャースは昨オフ、左翼のレギュラー候補としてマイケル・コンフォート外野手を獲得。しかし、打率1割台のままレギュラーシーズンを終え、ポストシーズン(PS)のロースターからも外れた。
PSでは左翼手として、夏のトレード市場で補強したアレックス・コール外野手や“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手を併用しているが、来季を考えると確固たる実力者を置きたいところ。そこでオフのターゲットとして浮上しているのが、今夏のトレード期限でも名前があがったメジャー屈指の好打者クワンだ。
『ブリーチャー・レポート』のザカリー・D・ライマー記者は、クワンとエメット・シーハン投手のトレードを予想。「確かにガーディアンズは今季、驚くべき逆転劇を見せてア・リーグ中地区を制した。しかし、それが彼らの“いつものやり方”を変えることにはつながらない。球団は常に予算のバランスを取ろうとしており、そのためなら人気選手を全盛期にトレードに出すこともいとわない。クワンはその典型的な対象になり得る。彼は年俸調停資格を持つ2年目のスター選手であり、左翼のポジションはジョージ・バレラ外野手やチェイス・デローター外野手に譲られる可能性もある」と伝えた。
■ド軍は先発ローテーションが充実
交換相手として指名されたシーハンはPSこそ救援に回っているが、本来は先発。ただ、先発ローテーションは大谷翔平投手、山本由伸投手、タイラー・グラスノー投手、ブレイク・スネル投手が確定。そして、引退を表明しているクレイトン・カーショー投手の代わりに、現在リリーバーとしてチームを支えている佐々木朗希投手が、来季は先発に戻る可能性が高い。そのため、浮いた形になるシーハンはトレード要員となり、他球団からの人気も集まると予想されている。
“安打製造機”の異名を持つクワンは守備も一級品。ゴールドグラブ賞を3度受賞し、オールスターゲームにも2度選出されている。ドジャースの外野陣強化にはうってつけの人材であることは確かだ。
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