
ドジャースは4日(日本時間5日)、敵地でフィリーズとのナ・リーグ地区シリーズ第1戦に挑み、5-3で勝利。先に3勝したチームが勝ち進むなか、白星スタートを切った。
中盤までビハインドを背負いながらの逆転勝利を、MLB公式サイトが報じており、選手たちもそれぞれコメントを残している。
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■大谷が先発し、佐々木が締める
レッズとのワイルドカードシリーズを連勝で突破したドジャースは、大谷翔平投手がポストシーズン初の二刀流先発として登板。フィリーズとの大一番では先に3点を失う苦しい展開となったが、大谷は6回を投げ切り、3安打9奪三振3失点の力投で試合を立て直した。7回表にはテオスカー・ヘルナンデス外野手が値千金の逆転3ランを放ち、4人の継投で佐々木朗希投手が最後を締めた。
MLB公式サイトは「ドジャースはオオタニ(9奪三振)の奮起に報いて、フィリーズとの第1戦を制する」と題した記事を掲載。大谷の粘投に応えたチームの逆転勝利を伝えている。
試合を決する一打を放ったのはT・ヘルナンデス。2回裏の守備ではJ.T.リアルミュート捕手の右中間への打球を処理できず、2点を献上していた。大谷の3失点に関与したスラッガーは、7回表2死一、二塁の場面でマット・ストラーム投手の91.8マイル(約147.7キロ)の速球を右中間スタンドへ運び、汚名を返上した。
試合後、T・ヘルナンデスは「結局のところ自分にとっては、ああいう大事な瞬間で起こったことはすべて過去のこと。それは忘れて、その打席でやるべきこと、守備でやるべきこと、そしてチームを助けることに集中している」とコメント。ミスから切り替えた集中力が一発につながったと振り返った。
強敵フィリーズ相手に初戦を制したドジャース。ベテラン勢もチームの粘りを称賛した。35歳のマックス・マンシー内野手は「重要なのは最後に何が起こるかだ。(相手のホームで)観客を沈められた時、最高の気分になる」と語り、36歳のミゲル・ロハス内野手も「ただただ選手たちを称賛するしかない。決して諦めずに最後まで戦い抜いた」と仲間を称えた。
大谷と佐々木の日本人投手コンビも奮闘した激戦を制したドジャース。シリーズ初戦を白星で飾ったチームが、6日(同7日)の第2戦でも勢いを維持できるか注目される。
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