悲願の初制覇へ、ベールを脱いだ“岡山リベッツ・張本智和” 電撃移籍の男子エースが語ったデビュー戦【Tリーグ】 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

悲願の初制覇へ、ベールを脱いだ“岡山リベッツ・張本智和” 電撃移籍の男子エースが語ったデビュー戦【Tリーグ】

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悲願の初制覇へ、ベールを脱いだ“岡山リベッツ・張本智和” 電撃移籍の男子エースが語ったデビュー戦【Tリーグ】
  • 悲願の初制覇へ、ベールを脱いだ“岡山リベッツ・張本智和” 電撃移籍の男子エースが語ったデビュー戦【Tリーグ】

ノジマTリーグ 2025-2026シーズン」が3日、浦和駒場体育館にて行われ、岡山リベッツはT.T彩たまと対戦。マッチカウント0ー4で敗れ今季のチーム初戦を落とした。

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■曽根の勢いにデビュー戦は敗北

今季Tリーグ初制覇を狙う岡山の補強の目玉となったのが張本智和で、琉球アスティーダとの契約満了後に岡山への移籍を決断。昨季の王者T.T彩たまとのアウェー戦が日本のエースの新天地デビューの場となった。

岡山の背番号6のユニフォームを身にまとった張本智は2番手のシングルスでエース起用。22歳の曽根翔の勢いの前に、1ゲーム目を落とす。ビハインドでタイムアウトを有効に使った第2ゲームをものにするなど試合運びの巧さを見せたものの、10-10からの1本を落とした第3ゲームが響き、岡山でのデビュー戦は1-3で敗戦し、チームも敗れた。

試合後に張本智が語ったのがチームに対しての想い。「自分が負けた悔しさはほぼないですけど、岡山に申し訳ないという気持ちが一番強い。岡山からわざわざここに来てくださった応援団の方もいましたし、球団の会長だったり総監督だったり、来れなかった人も試合前には激励のメッセージをいただいていた」とコメントし、エースとして迎え入れられたからこその責任感をにじませた。

それでも、Tリーグでは木下マイスター東京、琉球に続いて3チーム目の所属となる張本智が、岡山にもたらすメリットは小さくない。

「野球やサッカーと違ってまだ(リーグの)歴史が浅いので、伝統の面では劣ってしまうところはある」と卓球界の現状に触れつつも、「勝っても負けても子どもたちにプレーを見てもらえる。僕が負けたのなら『日本にはもっと強い選手がいるのか』と思ってもらえるかもしれないし、僕が勝てば僕を目指してもらえるかもしれない」と言及。世界トップ選手として頂を目指すなかで、“卓球界”を思っての考えも垣間見えた。

岡山と複数年契約を結んだ張本智は拠点は東京に置いたまま調整し、国際大会出場と掛け持ちでTリーグにも参戦していくという。今季のリーグ最大のトピックとも呼べる「岡山リベッツの張本智和」として一歩を踏み出した男子エースの今後にも注目が集まっていく。

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