【MLB】ドジャースも争奪戦から撤退 “安打製造機”クワンはなぜ残留となったのか? 米メディア「ガーディアンズの要求が……」と見解 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】ドジャースも争奪戦から撤退 “安打製造機”クワンはなぜ残留となったのか? 米メディア「ガーディアンズの要求が……」と見解

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【MLB】ドジャースも争奪戦から撤退 “安打製造機”クワンはなぜ残留となったのか? 米メディア「ガーディアンズの要求が……」と見解
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7月31日(日本時間8月1日)にトレード期限の最終日を迎え、各球団は慌ただしく動いた。多くの選手が新天地へ向かう中、今夏の注目選手だったスティーブ・クワン外野手(ガーディアンズ)は残留となった。移籍濃厚とされる中、どんな背景があったのか。米複数メディアが考察している。

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■クラセの“賭博疑惑”がポイント

ドジャース、パドレスなどが争奪戦を展開した“安打製造機”クワン。先日は「トレードされるということは、誰かが自分を欲しがっているということ。だから、多くのチームが自分に興味を持ってくれるのは、とても光栄なこと」とコメントし、移籍に前向きな姿勢を見せていた。

濃厚だったトレード話が、なぜ消滅したのか。その背景を米地元メディア『cleveland.com』が考察している。ポイントとなったのは、ガーディアンズ守護神エマニュエル・クラセ投手に対する“疑惑”。MLB機構はスポーツ賭博調査の一環として、クラセに非懲戒処分の有給休職を課した。調査の詳細は明らかにされていないが、休職期間は8月31日(同9月1日)までとなっており、これによりトレード市場の目玉だったクラセの移籍は事実上消滅した。

同メディアによると「ガーディアンズはクラセという重要なトレードピースを失ったことで、もう1人の注目選手であるクワンのトレード価値を再評価することに焦点を移した」と指摘。その結果、チームが誇るスター選手の対価として、球団は高い要求を設定。これにより手を挙げた球団はどこもあきらめ、それぞれ別のターゲットに変更したと伝えた。

■6チームと協議も成立せず

米スポーツメディア『The Athletic』は、さらに踏み込んで内幕を紹介。「今週、クワンのトレードに関する話し合いは数多く行われた。ガーディアンズは、パドレス、ドジャース、フィリーズ、ブルージェイズ、アストロズ、レッズとトレードの可能性について協議した。しかし、いつものようにガーディアンズは非常に高い要求を提示し、それをまったく譲らなかった」と記した。

その上で「ドジャースは獲得を狙うすべてのチームの中で、このようなトレードを成立させるだけの力やファームシステムを持っている。しかし、彼らはクワンの代わりにリリーフ投手のブロック・スチュワートと外野手のアレックス・コールという、わずかな補強を選んだ」とし、他球団も妥協点を見出せず次々撤退したと説明した。

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