
総合格闘家の朝倉未来が22日に公開されたRIZIN公式YouTubeチャンネルの動画に出演。大晦日大会「RIZIN 師走の超強者祭り」のメインマッチで激突するフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)の打撃について分析し、タイトルマッチへの決意を語った。
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■シェイドゥラエフの“パンチ”を分析
未来は王者が9月に33秒TKO勝ちを飾ったビクター・コレスニック(ロシア)戦を回顧。「あの瞬発力と体のスピードはエグい」と語り、最初のダウンを奪った“ワンツーの軌道”に注目した。
25歳王者のパンチは「体が外側に向いているのに内側にパンチが来る」と動作も交えて解説。「見えないんでしょうね、たぶん」と対戦相手の目線で“脅威”に言及した。
朝倉未来の解説
未来はさらに「レスリングが鬼強くてグラウンドも鬼強い。テイクダウンに気を付けているとめっちゃ早い踏み込みで超重い右がある」とシェイドゥラエフの全局面に渡る強さを強調。
「体も足も伸ばし切って、ボールを投げるみたいにドンと(パンチを)打っているので『思ったより伸びるな』と思ったときには多分みんな倒れている」と“過去最強”の強敵を分析した。
しかしそんな“脅打”も未来はすでに「研究済み」。「やられる覚悟を持って殺しにいく。そういう喧嘩強さを持ったやつと戦ったことないと思うので。喧嘩しますよ」と大一番に向け腕をぶした。
シェイドゥラエフは戦績15戦全勝全フィニッシュ(6KO、9SUB)。今年5月の「RIZIN男祭り」で前王者クレベル・コイケを62秒で下して王座戴冠した。RIZINではここまで5戦し総試合時間はわずか16分53秒。ほぼ1ラウンドで勝利を決める瞬発型のフィニッシャーだ。
キャリア最終章で掴んだタイトル挑戦のチャンス。未来は“過去最強”と言われるシェイドゥラエフを下し、RIZINフェザー級のベルトを掴むことができるか。要注目の一戦となる。
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