
格闘技団体「RIZIN」は1日、都内で記者会見を行い「RIZIN.51」(9月28日、名古屋・IGアリーナ)の追加対戦カードを発表。
7月27日の「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」で発表された注目カード「梅野源治 vs. 芦澤竜誠」の両者も登壇し試合に向けた意気込みを語った。
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■立技からMMAに転向したストライカー同士の対決
芦澤は白のシャツに黄色のネクタイで登壇。「梅野選手、イージーファイトといえばイージーファイトだが、弱い選手じゃない。RIZINに上手くおもちゃにされている、本人もヘラヘラしてるし。だから今回普通に終わらようと思う」と余裕を見せた。
対するムエタイ界の至宝・梅野は「しっかりと作り上げて当日は一番盛り上がるような試合を芦澤選手と作り上げたい」と意気込みを語った。

「超RIZIN.4」でのカード発表時の梅野源治(右)と芦澤竜誠(C)RIZIN FF
互いの印象について、芦澤は「(梅野は)めちゃくちゃ気が強いと思う、雑なんで、余裕で俺のカウンターが当たる」とし、“気が強い対決”にも注目を煽り、「心折ります」と宣言した。
対する梅野は「組みもできるんだろうし打撃は結構効かせてるシーンもあった。彼のパンチは警戒しておいた方がいい。寝技もしっかり警戒しながら、全局面で圧倒できたら」と自信を述べた。
さらに勝敗を分けるポイントでは「真面目な話……」と切り出し、「今回、本当に佐藤大輔邪魔するなよ」とRIZINの煽りVなどを制作する映像作家の佐藤大輔氏に“イジり”をしないようにと念押し。
また、自身のYouTubeチャンネルのディレクターを務める小原氏も含め「変な奴らに邪魔されて集中力を乱さなければ、しっかりと意志を見せられると思う」と、リング外にも“敵”がいることを警戒し「邪魔しないでもらいたい」と釘を刺した。
芦澤は元K-1ファイターで、「THE MATCH2022」でYA-MANと対戦。2023年の大晦日に太田忍戦でMMAデビューを果たした。戦績はここまで2勝2敗。
対する梅野は36歳でWBCムエタイ世界王者、日本人史上6人目のラジャダムナンスタジアム認定王者となるなど数々の実績を持つムエタイ界のレジェンド選手。しかし、RIZINデビュー後は「ヤバいだろ」を代名詞としたイジりが定着し、天然キャラとしても人気を博している。
追加対戦カード
金田一孝介 vs. チャートゥ・バンビロール
矢地祐介 vs. 芳賀ビラル海
ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 堀江圭功
ほか対戦カード
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ vs. ビクター・コレスニック
佐藤将光 vs. ダニー・サバテロ
梅野源治 vs. 芦澤竜誠
大和哲也 vs. 奥山貴大
高木凌 vs. 三宅輝砂
冨澤大智 vs. 平本丈
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