ドジャースの山本由伸投手は1日（日本時間2日）、本拠地でのホワイトソックス戦に先発。7回3安打1失点の好投、メジャー2年目で自己最多となる8勝目を挙げた。防御率は2.51。この日30号アーチを放った大谷翔平投手も「きょうは由伸がいい仕事をしてくれた」と賛辞を贈る投球内容だった。チームは6－1で勝利した。
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■大谷「きょうは由伸がいい仕事」
メジャー1年目の昨季は6月に右肩を痛め、約3カ月の離脱を余儀なくされた山本。今季は負傷者が相次ぐドジャース投手陣の中にあって、先発ローテーションを守り続けている。
6月25日（同26日）の前回登板ロッキーズ戦で7勝目を挙げ、昨季の勝利数に並んでいたが、それをこの日で更新。投球回も96回2／3まで伸ばし、昨季の90回を上回った。
また、6回を除く毎回の8奪三振を記録し、今季109奪三振に到達。こちらも昨季（105奪三振）を超えた。
球数は98球で、最速は96.3マイル（約154.9キロ）を計測。渡米後、真夏の戦いは初めてとなるが、これまでと変わらぬ姿を見せた。
30号を放った大谷は、自身の打撃について「最初の2打席は抑えられたが、3打席目で最後、いいスイングができた」と述べるにとどめ、「きょうは由伸がいい仕事をしてくれたのでよかったと思う」と賛辞を贈り、後輩を立てた。
■「選んでもらえたら光栄」
ナ・リーグ最多タイの8勝目を飾り、防御率は同3位につけている山本。当然、15日（同16日）に行われるオールスターゲームへの初選出に期待がかかっており、大谷は「（有力候補となっているアンディ・パヘス外野手らを含めて）みんなそうだが、ふさわしい成績だと思う。ドジャースから多くの選手が選ばれて、オールスターで一緒にプレーできればうれしい」と期待を込めた。
デーブ・ロバーツ監督も「間違いなく、彼はオールスターに選ばれるべきトップクラスの投手だ」と話し、後押しを表明。今年のナ・リーグは同監督が率いるだけに、すでに球宴選出を約束したかのようなコメントとなった。
山本自身も「（オールスターゲームは）このメジャーリーグというトップの舞台の中のさらにトップの選手が集まる場所なので、その中に入りたいという気持ちはある。とにかく選んでもらえたら光栄」と意欲を見せた。
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