
ブルージェイズからフリーエージェント(FA)になったボー・ビシェット内野手。“古巣”ブルージェイズをはじめドジャースやヤンキース、最近ではフィリーズも有力な移籍先として挙がっているが、米メディアによるとビシェット陣営の要求が3億ドル(約474億円)に膨れ上がっているという。進展が見られない理由として、高条件が足かせになっている可能性が浮上した。
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■アロンソ、シュワーバーを超える
米地元紙『ニューヨーク・ポスト』の看板記者、ジョン・ヘイマン氏は8日(日本時間9日)、「27歳という非常に若い年齢でFAになるビシェットは、要求額が約3億ドルになると見られている」と伝えた。
今オフのFA市場を見渡すと、ピート・アロンソ内野手が5年総額1億5500万ドル、ディラン・シース投手が7年総額2億1000万ドル、カイル・シュワーバー外野手が5年総額1億5000万ドルとなっており、大物クラスと比較してもビシェットの要求は高水準となっている。
ただ、ヘイマン記者は「コリー・シーガー、トレイ・ターナー、フランシスコ・リンドーアといった、より実績のある遊撃手たちと同水準であり、一見すると高額に思えるかもしれない。しかし、フアン・ソト外野手やビシェットの親友でもあるブラディミール・ゲレーロJr.内野手の契約がきっかけとなり、その後の市場全体を押し上げたことを考えれば、必ずしも高いとは言えない」と主張。今後の移籍市場において、ビシェットの要求が新たな基準になる可能性を指摘した。
■コンバート必至という点も憂慮
ただ、米メディア『Newsweek』は「もしビシェットが遊撃手として定着するのであれば、10年総額3億ドルといった規模の契約を手にする可能性はあったと思う。しかし、彼は近い将来、守備位置を変更することになる。遊撃手としての守備力が十分とは言えないため、来季にも二塁、あるいは三塁へコンバートされる可能性がある」とし、3億ドルという要求には懐疑的な目を向けた。
また、ビシェットの魅力は打撃にあるが、2024年は低迷。25年に挽回したものの、各球団が完全復活を確信しているかどうか不明。そのため、米地元メディア『ドジャース・ネーション』も9日(同10日)、「ドジャースはビシェットを正二塁手の有力な解決策と見ているようだが、その役割に対して3億ドルというのは高過ぎるだろう。もしドジャースとビシェットが金額面で折り合えなければ、契約が成立することはない」と指摘した。
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