
15日に阪神競馬場で行われる第66回宝塚記念(GI、阪神芝2200m)には、大阪杯連覇のべラジオオペラ、昨年の菊花賞馬・アーバンシック、有馬記念勝利以来の実戦となるレガレイラらが出走予定。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■前走GIから臨む組が優勢
春の総決算・宝塚記念はそのローテーションも多種多様だが、その中で共通しているのは前走GI組の好走が目立つことだ。過去10年で8頭の勝ち馬を輩出する臨戦過程から目を離すことはできない。
なかでも注目は前走大阪杯組。昨年はソールオリエンス、一昨年はヒシイグアスと人気盲点の馬が配当妙味を押し上げた。同レースで上位入線をはたしたべラジオオペラ、ロードデルレイ、ヨーホーレイクは阪神内回りコースの相性も含めて軽視禁物か。
・天皇賞春【3.3.3.30】・大阪杯【2.3.2.21】・ドバイシーマクラシック【2.1.1.6】・鳴尾記念【1.1.0.16】・目黒記念【1.0.1.15】・クイーンエリザベス2世C【1.0.0.6】・中山牝馬S【0.1.0.0】・ライオンロックトロフィー【0.1.0.0】・ヴィクトリアマイル【0.0.3.2】
なお、好走率の観点で捉えたとき、優勢なのは前走ドバイシーマクラシック組。同レース3着内から臨んだ馬に限定すると【2.1.1.2】馬券内率66%まで跳ね上がる。該当馬のドゥレッツァは昨年秋以降、ジャパンC2着、ドバイシーマクラシック3着と復調気配。勝利の二文字を手にして古馬戦線の中心馬に名乗りを上げることができるだろうか。
■レガレイラは名馬も馬券外のローテが懸念材料
有馬記念制覇以来のレースとなるレガレイラは、やはりレース間隔が気になってしまうところ。過去10年で半年以上の休み明け該当馬は【0.0.0.3】、さらにさかのぼると2年連続年度代表馬のシンボリクリスエスですら生涯初の馬券外に敗れている。非凡な能力を秘めていることは言うまでもないが、ローテーションで激推し可能かと言われれば答えは“ノー”だ。
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