「ボクシング界に衝撃を与える」中谷潤人vs.西田凌佑にマッチメーカーが見解 経験値に差も「戦績以上にはるかに強い選手」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「ボクシング界に衝撃を与える」中谷潤人vs.西田凌佑にマッチメーカーが見解 経験値に差も「戦績以上にはるかに強い選手」

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「ボクシング界に衝撃を与える」中谷潤人vs.西田凌佑にマッチメーカーが見解 経験値に差も「戦績以上にはるかに強い選手」
  • 「ボクシング界に衝撃を与える」中谷潤人vs.西田凌佑にマッチメーカーが見解 経験値に差も「戦績以上にはるかに強い選手」

9日に東京・有明コロシアムでWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)との統一戦に臨むIBF同級王者・西田凌佑(六島)の記事を米リング誌が掲載。

中谷戦を控えた西田のコメントと、マッチメーカーのマイク・アルタムラ氏の「リョウスケがボクシング界に衝撃を与える力を持っていると確信している」と西田の強さに対する見解を報じた。

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■「まさに伝説となる一戦だ」

米リング誌は、4団体のベルトを4人の日本人王者が独占するバンタム級について、「近年、バンタム級は日本人ファイターにより支配されている」とし、「この階級は“ジャパンタム級”と呼ばれている」と紹介。

リング誌の発表する同級のランキングでは、1位中谷潤人、2位西田凌佑、3位堤聖也、4位武居由樹、5位井上拓真、6位比嘉大吾、7位那須川天心と、トップ7を日本選手が占拠。リング認定王座は現在“空位”となっており、今回の直接対決で「タイトルと空位のリング認定王座を争う」としている。

9日の中谷戦に向け、西田は「この階級で最強の選手と戦えることを本当に楽しみにしている」とリング誌に語り、中谷については「彼は非常に強いファイターで、パンド・フォー・パウンド(PFP)でもトップクラスだと思う。彼の最大の武器は攻撃力」と分析。その上で、「中谷選手に対しては慎重かつ戦略的にアプローチすることが勝利につながると思う」と勝機を述べた。

また、「強い相手と戦いたかったし、中谷選手が階級を上げる前に王者同士で戦いたかった」と心境も明かし、「当日は観客に完璧な試合を見せましょう」と意気込みを語っている。

西田のマッチメイカーであるマイク・アルタムラ氏は「(西田にとって)これは大きなチャンスであり、まさに伝説となる一戦だ」と主張。これまでの戦績、実戦経験では中谷優位としつつも、「私はリョウスケがボクシング界に衝撃を与える力を持っていると確信している。彼は試合を重ねるごとに成長し、並外れた規律正しさと、ボクシングに献身的な姿勢をもっている、戦績以上にはるかに強い選手だ」と確固たる信頼を口にした。

戦績は中谷が30勝(23KO)無敗であるのに対し、西田は10勝(2KO)無敗。互いに無敗ながら実戦経験の差は実に3倍だ。アルタムラ氏の発言通り、勝てば大きな名声を得る大チャンス。西田は下馬評を覆し、大金星を挙げることはできるか。

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