
ボクシングWBAバンタム級2位の那須川天心(帝拳)が13日、YouTube「ぷろたん日記」に出演。
自身の最高月収や、スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥との対戦についてなど赤裸々に語った。
◆元世界王者ら、那須川天心のモロニー戦に“期待感”「勝てば世界頂点クラス」 勝敗予想は満場一致で「天心有利」
■最高月収は「ポンっと入ってくる感じ」
那須川は月に一番稼いだ金額を聞かれると「何億かとかじゃないですか」と明言。
驚愕するぷろたんに「ポンっと入ってくる感じ。ファイトマネー」と語り、「俺スポンサーで飯食うって好きじゃなくて。お金でどうこうより、人と人との繋がりでWin-Win(がいい)」と持論を述べた。
那須川は「ファイトマネーで生活してる感じ。『戦って稼ぐ』。拳で稼ぐ。勝って、美味い飯食って『次行くぞー!』みたいな感じ」と生粋のファイターぶりを明かした。
キックボクシング時代から無敗を貫く那須川は、勝ち続けるメンタルについて、「本番は誰でも頑張るじゃん。本番以外でどれだけやれるかじゃないですか」とし、「意識より無意識の方が強い。無意識状態になった時に考えるより行動が先に出る」とゾーンについても言及。「相手がパンチをやってきたときに、割とゆっくりに見えるから、パンチだったらパンチに合わせて回転蹴りを合わせたとか」と驚きの体験を語った。
逆に調子が悪い時の試合については「今までやってきた経験が生きる。まあこういう時もあるっしょと」と受け入れるようにしていると語り「今日は今日。今日の俺」と達観。キック時代から続く連勝記録については「負けられねえ!はあるっすけどね、俺が負けたって世界変わらないじゃん」と緊張感はあるものの重荷には感じてはいないとした。
■将来の井上尚弥戦には「いつでも、やるとなったらやります」
那須川は2023年にボクシングに転向。同年4月にプロデビューを果たして以来、ボクシングでも5連勝中と順調に実績を積み上げている。今月24日には井上や、武居由樹と対戦経験のある前WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)と対戦する。
那須川はこれまでの5試合を振り返りつつ、「結構強いっすねみんな。だから負けることもあるかもしれないっすけど、別にそれでやってないすね」と、連勝記録は意識していないと述べ、「生き様を見せる」と今後の試合への意気込みを語った。
また、井上との対戦については、「向こうは今チャンピオンですから、まだですね。ここから俺が強くなってチャンピオンとかになったりして、そしたらそういう話になるんじゃないですか」とまだ先の話だとしつつも、「格闘家なのでいつでも。やるとなったらやります」と将来の井上戦にも意欲を燃やした。
ほかにも那須川は将来の夢として「日本中を愛で包みたいと思ってる」とし、「人々のマインドを上げていきたいのはずっとある。こういう生き方もあるよ、なんでもできるぞというのを自分の身体を通じて体現したい」と心意気を語った。
凄まじいスピードで成長し続ける那須川。前世界王者モロニーとの試合ではどのような「生き様」を見せるてくれるのか。引き続き目が離せない。
◆元世界王者、「那須川天心vs.モロニー」を勝敗予想 “チャンピオンになれるか”の指標と持論も「7R以内に倒したら度肝抜かれる」
◆元IBF世界王者、那須川天心vs.モロニーを勝敗予想 前戦で見せた“ボクシングスキル”に脱帽「勝ちに徹したら触られへん」