
第65回優駿牝馬(オークス)(25日/GI、東京芝2400m)には、2歳女王のアルマヴェローチェ、2冠を狙うエンブロイダリー、桜花賞3着のリンクスティップなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「アルマヴェローチェ」を取り上げる。
◆【優駿牝馬(オークス)2025予想/穴ライズ】脚さえ溜まれば世代上位の脚力あり 想定“10人気”前後に「押さえて損なし」の評価
■アルマヴェローチェ
前走の桜花賞では僅差とはいえ敗れてしまったわけだが、全く持って評価を落とす必要はあるまい。何せ、一旦は先頭に立ってみせたように勝つ形には持ち込んでいたのだ。それでも勝ち切れなかったのは、ただただ相手のジョッキーが一枚上手だったからに他ならない。
また前走は、1週前の段階で道中の進みや反応に鈍さを見せていたように、どうもピークの一歩手前という仕上がり過程の印象も強かった。直前でなんとかスイッチが入ったとはいえ、それでも9分あったかどうか……。その中で3着以下に決定的な差をつけてのタイム差なしの2着なのだから悲観する必要もないし、むしろ今度こそと期待して然るべき。2歳女王となった時点で桜花賞からオークスへの王道を歩むのは既定路線。その一発目の桜花賞でピークを目指すわけがないではない。前走はより良い状態を目指すからこそ、あくまで今回をピークに持っていくための前段階でしかなかったということ。
実際、この中間だと1週前の時点で鬼気迫る姿。CWコースで追い切られ、6F82秒4を計時してラストは11秒2と弾け、古馬1勝クラスとOP馬セオを近寄らせもしなかった。その心身の良化ぶりは明らか。良い意味でリラックスもできており、樫獲りへ向けて視界良好。
総合評価「S」
◆【優駿牝馬(オークス)2025予想/追い切り診断】“3強ムード”に割って入る「A」の高評価 遊び遊びで快時計、軽く伸ばしただけで弾け「脚力の非凡さに疑う余地なし」
◆【優駿牝馬(オークス)2025予想/データ攻略】カムニャックとパラディレーヌの「買い or 消し」 非桜花賞組で“勝負になる”人気盲点は
◆【優駿牝馬(オークス)2025予想/枠順傾向】エンブロイダリーは単回収値200超の“勝率40%”に該当 リンクスティップらは「鞍上×枠」で怪しい雲行き