
卓球の世界一を決める「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」は23日、女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング7位の早田ひな(スターツ)は同3位の陳幸同(中国)と対戦。ゲームカウント0ー4で敗れ、ベスト4進出を逃した。
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■徹底した相手のミドル攻めに苦戦
早田は前日の4回戦で石洵瑶(中国)に4-2で競り勝ちベスト8へ進出。前回2023年大会に続くメダルをかけて世界3位との戦いを迎えた。
第1ゲームは序盤からラリーの応酬となり、ミドルを突く陳幸同の攻めに早田も対応し6-6と追いつく。手堅い守備でゲームポイントを奪った陳幸同に9-10と早田が迫ったところでタイムアウト。直後にサービスを軸に追いついた早田だが、デュースを10-12で奪われる。
第2ゲームも互いにネットもありながらのラリー戦に。早田は中陣に下がりながらの対応でポイントを奪うが、陳幸同も巧みなコース取りが光り、ミドルへの攻めで中盤リードを広げる。6-11で陳幸同がこのゲームも取り切る。
第3ゲームも陳幸同のミドル攻めに早田が対応を迫られる。厳しいコースにもフォアで決め切るなど点差を詰めた早田だが、7-11で落とし、陳幸同に王手をかけられる。
第4ゲーム、あとのなくなった早田は強弱をつけた相手の回転に7-8とリードされてタイムアウト。直後にチキータを見せるなど好レシーブで粘りを見せた早田は9-9と追いつくが、マッチポイントを握られるとそのまま9-11で奪われた。
前回のダーバン大会に続くメダル獲得を狙った早田だが、手堅い陳幸同のプレーに屈し、ベスト8で今大会を終えることになった。