
総合格闘家の堀口恭司が12日、自身のYouTubeチャンネルを更新。4日に東京ドームで開催された「RIZIN男祭り」のメインカード、フェザー級タイトルマッチ「クレベル・コイケ vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ」を振り返り、新王者となった“14勝無敗”のキルギス戦士を「強かった」と高評価。その上で、同じ階級の場合なら勝つ自信は「全然ある」と言い切った。
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■前王者クレベルの敗因は“癖”
男祭りのメインカード、フェザー級王座決定戦では新王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)が“柔術界の鬼神”クレベル・コイケをわずか62秒でKOしドームを震撼させた。
堀口は「クレベル、一番嫌なパターンにハマっちゃったよね」とし、“相手が攻撃出してる時に止まる”と前王者の癖を指摘。「そこに思いっきり入っちゃった感じ」と分析し、打撃も寝技もできるシェイドゥラエフの強さに太鼓判を押した。
新王者となったシェイドゥラエフの今後の対戦相手については、ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)と即答。また、「鈴木くんが絶好調なら、そこも面白いよね」と、元王者・鈴木千裕の名を挙げた。
■もしもの回答にファン感嘆「痺れた…」
さらに、動画で司会進行を務めた妻の川村那月さんは、もし「堀口恭司 vs. シェイドゥラエフ」が実現したら、との切り口で質問を投げ掛けた。
堀口は戦い方について「俺はいつも通り打撃寝技混ぜてやるかな。向こうもそうだと思う」とし「面白い試合になると思う」と回答。
自信はあるか?の問いかけに対しては「全然あるね」「全然俺は(勝機が)あると思うよ」と余裕の表情で断言した。
シェイドゥラエフはバンタム級からフェザー級に上げてRIZINに参戦。バンタム級で戦うのなら有り得なくもないマッチメイクだ。シェイドゥラエフは現在24歳でここまでの戦績は14勝無敗。2ラウンド以内に6KO、一本勝ち8回を収めており、フィニッシュ率は驚異の“100%”としている。
対して34歳の堀口はRIZIN史上初の二階級制覇王者であり、Bellator王者にも輝いた2団体覇者。2013年にはUFCに参戦し、UFCでの戦績は7勝(2KO)1敗で、最高でフライ級3位まで上り詰めタイトル戦も経験している。6月21日には9年ぶりのUFC復帰が決まった堀口。同門であり現フライ級王者のアレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)とはタイトル戦を熱望し合う関係性で、日本人初のUFC王者誕生なるかなど今後の活躍にも注目が集まっている。
堀口の自信の発言に、ファンからは「シェイドゥラに全然勝てるって言葉に痺れた…」「誰が相手でも堀口なら勝てる」とのコメントのほか、妻・那月さんへの「マジでファン目線過ぎる」「ほんと奥さん有能すぎるわ笑」「いつも知りたいことに切り込んでくれて嬉しい」など称賛の声が相次いでいる。
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