
卓球の「WTTコンテンダーチュニス」は27日、女子シングルスの準決勝が行われる。世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は同8位の大藤沙月(ミキハウス)と対戦する。
近年の日本女子卓球屈指の若手に成長を遂げた両者。シングルス、ダブルスでともに勝ち上がりを見せる張本美と大藤のマッチアップには注目を集める。
◆3連覇に前進の張本美和、大藤沙月と注目対戦が実現 早田ひなは横井咲桜と準決勝、日本女子が上位独占で席巻【WTTコンテンダーチュニス】
■大藤は世界55位から8位へ上昇
張本美は2023年、24年のシングルスを制しており、個人では3連覇がかかる大会。第1シードとして順調に勝ち上がりを見せており、快挙に向けて前進を続ける。
そんな張本美が昨年決勝で対したのが大藤。当時は張本美が世界ランキング7位、大藤が同55位の立場での戦いとなったなか、前者がストレート勝ちで貫録を示した。
しかし、その後大藤は各大会で躍進を見せると、昨年10月の「WTTチャンピオンズモンペリエ」の決勝では張本美を4-2で撃破して優勝し、リベンジに成功した。今やともに世界トップ10の常連となり、日本の若手ではトップクラスに立場を変えた両者が相まみえることになる。
なお、張本美は木原美悠、大藤は横井咲桜(ミキハウス)とのダブルスでそれぞれ決勝進出を決めており、2冠も視界に入るなかでの戦い。まずは、シングルスで決勝進出を決めたうえで、この日行われるダブルスに備えたいところ。
張本美にとっては3連覇に向けて歩みを進めてきたここまでで、最大の難関と呼べる戦い。日本女子の主力に急成長した張本美と大藤の戦いを制するのはどちらか。
◆張本美和、第1シードの優勝候補が「歴史的な3連覇を目指す」 早田ひな、大藤沙月ら日本勢のタイトル争いに注目【WTTコンテンダーチュニス】