
メッツの千賀滉大投手が25日(日本時間26日)、敵地でのナショナルズ戦に先発。4勝目を狙ってマウンドに上がったが、6回6安打2失点で勝敗は付かなかった。防御率は1.26。トリプルプレーも生まれたこの試合は、5-4でナショナルズがサヨナラ勝利。一方、メッツの連勝は7で止まった。試合の様子を米放送局『SNY』など複数メディアが伝えている。
◆【実際の動画】メンドーサ監督激怒!疑惑の判定でトリプルプレーに!スローではワンバウンドしているように見えるが……!?
■「最初に点を取られると苦しくなる」
千賀は初回を無失点で抑え、無難な滑り出し。しかし、2回は2死二塁からホセ・テナ内野手に左前適時打を許し、先制点を献上。これが4試合ぶりの失点となり、連続無失点も20回1/3で止まった。続く3回にも1点を奪われたが、4、5、6回は無失点で切り抜けた。
結局、この日は6回96球を投げて6安打2失点、5奪三振2四球で降板。勝敗は付かなかったが、しっかり試合を作った。
試合後、千賀は「自分が先に点を取られているし、最初に点を与えるとこういう展開になる。苦しい試合になるのは、もちろん分かっていることなので、次回以降は先に点を与えないようにやっていきたい」と反省を口にした。それでも「うまく行かないこともあったが、途中からだんだんよくなった。試合を何とか作れたことは、今後に向けてとてもポジティブだと思う」と前を向いた。
■三重殺の判定に指揮官「フラストレーションがたまる」
この試合、千賀にとってもメッツにとっても不運な判定があった。勝敗を左右するプレーが飛び出したのは4回。連打で無死一、二塁の好機をつくると、続くジェシー・ウィンカー外野手が痛烈な打球を放った。これを一塁手のネート・ロー内野手が体を投げ出して捕球したが、ボールはグラブに収まる直前にワンバウンドしたように見えた。しかし、一塁塁審アルフォンソ・マルケスは、ダイレクトで捕球したとして「一直」の判定。ワンバウンドを確信していた一、二塁走者は飛び出しており、それぞれ帰塁できず。ローから二塁に送球されてフォースアウト、一塁にも転送されてトリプルプレーが完成した。
メッツはカルロス・メンドーサ監督がベンチから飛び出し猛抗議を行ったが、このプレーはリプレー検証の対象になっておらず、チャレンジができないため判定は覆らなかった。
メンドーサ監督は「当然だが、フラストレーションがたまる。何が起きたか、みんな見ていたからね。本当に悔しい。あのプレーは、あの回だけでなく、試合全体を通して非常にインパクトのあるプレーだった」と嘆いた。
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Carlos Mendoza argued extensively with first base umpire Alfonso Márquez after an apparent ground ball hit by Jesse Winker was ruled a lineout and resulted in a triple play. pic.twitter.com/7EH8tgw01s
— SNY (@SNYtv) April 25, 2025