
左肩炎症で負傷者リスト(IL)入りしているドジャースのブレイク・スネル投手が、復帰に向けてのリハビリを中止した。左肩の痛みが再発した模様で、予定されていた投球練習を回避。離脱が長引く可能性が高くなった。デーブ・ロバーツ監督が23日(日本時間24日)に明らかにしたもので、米複数メディアが伝えている。
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■指揮官「大事なのはシーズン後半」
投球練習中に左肩の痛みを訴え、今月6日に15日間のILに入ったスネル。復帰へ向けてリハビリ過程にあったが、ロバーツ監督によると「22日(同23日)にキャッチボールを行った後、違和感が出た」という。
チームは遠征からロサンゼルスに戻り次第、肩の状態を再評価し、必要に応じてさらなる検査を行う予定となっている。
同監督は「我々がブレイクに伝えていることは『シーズン後半が大事だから、少しでも違和感があるなら無理をしないように』ということ。このシーズン序盤という時期を考えれば、まったく心配していない。本人とは昨日話したが、彼自身も心配していない様子だった」と明かした。
■あらゆる治療方法を排除せず
サイ・ヤング賞を2度受賞しているスネルは、オフに5年総額1億8200万ドルという契約でドジャースに加わった。ローテーションの大黒柱として期待される中、今季は2試合に登板し、1勝0敗、防御率2.00を記録していた。
その後、左肩の痛みを訴えて戦線離脱。ただ、MRI検査の結果、炎症以外には問題が見当たらず、早期復帰が期待されていた。しかし、今回のリハビリ停止で雲行きが怪しくなってきた。
「コルチゾン(痛みや炎症を取り除く)注射を受けたか」という記者からの問いに対して、指揮官は「それは分からない」とした上で、あらゆる治療法を排除していないと言及。「不快感や違和感を和らげるためなら、前向きに検討すると思う。とにかく、今はロサンゼルスに戻り、チームドクターに診てもらうことが必要だ。数日間投げずに様子を見て、それから今後の方針を決めることになるだろう。その時にもっと詳しく分かるはずだ」と説明した。
エース格の離脱がドジャースにどのような影響を与えるのか。投手陣のやり繰りにも注目が集まりそうだ。
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