
2026年3月に行われる第6回「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に関して、WBC米国代表はヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が主将に就任すると発表。これを受けて、前回大会で主将を務めたエンゼルスのマイク・トラウト外野手も「やり残したことがある」と再参戦を希望した。
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■「出場したいし、出場するつもり」
トラウトによると、米国代表マーク・デローサ監督から事前に「今回はジヤッジを主将に指名する」と連絡を受けていたという。前回大会の主将に対する心遣いに感謝した上で、さらにジャッジ本人とも電話で話をしたと明かした。
トラウトは「彼は昨年のMVPだからね」とし、新主将への抜擢は当然のことと主張。そして「ジャッジのことは大好きだ。いい会話もできた。デローサ監督も友人だし、今も連絡を取り合っている。前回のWBCを通じて、彼のことをよく知ることができた。彼が監督を務めてくれて本当に楽しい時間だった」と話した。
その上で、26年大会への参戦も希望。「出場したいし、出場するつもりだ。やり残したことがある」とし、準優勝に終わった前回大会の雪辱を口にした。
■スイング改善「癖を壊している」
33歳のトラウトは近年、相次ぐケガに悩まされて成績低迷。しかし、今季は健康維持を第一に考え、慣れ親しんだ中堅手から右翼手へポジション変更した。それが功を奏したのか、ここまで打率は1割台ながら、6本塁打はジャッジらと並びリーグトップとなっている(現地14日時点)。
「一番大事なのはスイングを短く速くして、長くて大きなスイングにならないようにすること。それを今年はずっと取り組んでいる。現時点ではいい感触の打席もあれば、悪い打席もある。今はここ数年で身に付いてしまった癖を壊そうとしているところだ」と明かした。
復活の気配が漂い、代表招集も現実味を帯びているトラウト。ただ、ポジション的にはジャッジと重なる。両者は中堅手としてのプレー経験が長く、さらにお互い今季から右翼のポジションに就いている。
この点についてトラウトは「どうなるかは分からない。デローサ監督は何か秘策があるんじゃないか」とニヤリ。続けて「とにかく勝ちたいんだ。でも、WBCは本当に最高だよ。前回の経験は信じられないほど素晴らしかった。あの大会が野球界全体、選手たちにもたらした興奮はすごかった。連絡をくれた選手もたくさんいたし、来年は多くの選手が参加したがると思う」とし、改めてWBC参戦への意欲を示した。
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